この2週間は忙しかった。

単位認定試験、オンライン科目のレポート、資格試験の課題提出、

大正時代の日記の翻刻作業。

 

はじめは、毎日それぞれのやる範囲を決めて、

今日はここまで、明日はここまでと、分けて

同時進行していたのだが、それでは知識がうまく取り込めないというか、

細切れすぎて積み重ねができないような不安感が充満してきた。

 

これでは全部が間に合わない。

 

ひとつずつ進めていくことにして、

まず〆切がもっとも近い『地域包括ケアシステムと在宅医療(‘18)』のレポート。

これはオンライン科目で、映像の視聴と小テストはすでに終えていたので、

レポートのみ。

今まで関わったことのない分野なので、専門用語などを学ぶために買った本を熟読。

資料を集めて読んだり、自分の住む自治体以外の状況を知るために

各地の市町村のHPを調べたりして、けっこう奥の深い、町づくりにも

かかわる分野なのだなあと勉強になった。

規定文字数で入力し送信。

 

それから『日本の文化と教育(‘23)』の単位認定試験。

これは記述式の答案なので、ひたすら、読んで、入力して、読んで、入力して、

という勉強をした。

時間内に、自分の考えを規定の文字数にまとめるのがむずかしい。

もっと文章力を鍛えなければいけないと、自分自身への課題を突きつけられた。

 

放送大学の試験終了後、『愛玩動物飼養管理士試験』の課題問題。

2冊のテキスト(厚い! 重い!!)を机に広げ、ページを繰りながら、

ひたすら問題をこなしていく。

これも無事終了して郵送。

 

残る翻刻作業。

テーブルに、筆で書かれた草書の原稿、1回目の校正原稿、2回目の校正原稿、

漢和辞典、くずし字事典などを置き、校正を進めていく。

いよいよ判読に困ったときはパソコンを開いて、ふりがな文庫や国立国会図書館デジタルや

青空文庫や木簡庫やジャパンナレッジなどで検索しながら、翻刻をすすめていく。

この作業は、様々な資料を使うので、自宅でしかできない。

安政5年(1858年)生まれで私塾で教育を受けた人の日記なので、

四書五経も手元に必要。

 

とりあえず、これはできるところまで、ということで無事終了。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

今期の試験で思ったのは、本はもちろんだが、日々新聞を読んで情報を

入れておくこと、自分の考えを持ち、まとめる習慣をつけること、

問題点をみつけること。大学生だから当たり前のことなのだが。

試験で問われるのは、15回の講義のその先にあるのだ。

 

このあとは来期に受ける予定の『原典で読む日本の思想(‘24)』のために、

以前受講した『日本仏教をを捉え直す』を読み返す予定。

 

学びは石垣の石のように積み重なっていくことを実感する。

幅広く作るか、高く積み上げるか、どんな石垣にするかは自分次第だ。