「国の借金」が一千億円もある!だから、消費税をバンバン上げて借金返済に備えなければ!

 出たな!妖怪クニノシャッキンガー(笑)

 「国」の借金は完全な間違いです。正しくは「政府」の借金です。

 第二回で「国民」と「政府」に分けて説明しました。政府が国民からお金を借りているのです。ですから国全体でみればプラスマイナスゼロ、返済の必要はありません。

 そもそも政府が借金(主として国債)を全額「返済」しなければならない場合とはなんでしょうか?例えは悪いですが、中国が日本を占領して日本政府が倒されたりすれば、「返済」しなければならないかもしれませんね。あるいは、日本国民が一人になってしまって、その人が死ぬときには「返済」する必要があるかもしれません。

 このような極端な場合を除けば、政府が借金を返済する必要はありません。来るか来ないか分からない(99%来ないと思いますがw)「返済期限」とやらを気にするヒマがあったら、目先の景気(デフレ)をなんとかすることです。