【ニューデリー共同】インド政府が30日に、連邦直轄地「アンダマン・ニコバル諸島」の太陽光発電整備計画に関する最大約40億円の無償援助協力の正式な契約を、国際協力機構(JICA)と締結することが分かった。関係者が29日、明らかにした。同諸島はインドにとって安全保障上の要衝で、外国の開発援助を受け入れるのは初めて。

 同諸島はベンガル湾に位置し、シーレーン(海上交通路)の要所であるマラッカ海峡の出入り口を取り囲むように南北に広がっている。インドは同諸島に陸海空の統合部隊を配置。中国艦船も航行し、インドが神経をとがらせている海域となっている。