天空覇魔伝~嵐の前に・・・④~(84話) | 猫日記

猫日記

スポーツ、漫画、その他もろもろ・・・その日に思ったことを書いてます。

~あらすじ~
パズズの話に乗り、ゴモスがタクを狙いに飛び立った。
パズ「クックック・・・バカなやつだよ、結局話に乗ってやがんじゃねーかよ。」
ブル「フッ、バカなのを承知で言ったんだろう?」
パズ「・・・ブルートか。」
ブル「ゴモスを餌にしたか。たしかにタクはオニキスを1対1で倒すほどの力は付けているが、今のやつはオーラが回復し切ってはいない。万全だったとしても五分かゴモスの方が上だろう・・・タクには見切りをつけたってことか?」
パズ「いーや。この程度の遊びで死ぬんならその程度のやつだってことだ。タク・・・地獄はまだまだ続くぜ、あいつはまだまだ強くなる・・・この程度で死んでもらっちゃ困るんだよ。」
ブル「・・・お前に目を付けられたのが運の尽きだったな・・・面白そうだ、手負いのタクとバカなゴモス・・・か。ゴモスがあのカス軍を使うことももちろん計算のうちだろう?」
パズ「もちろんだ、さすがに今のタクじゃあのゴモスには敵わんだろう。だが、あいつの成長は別次元だ・・・ゴモスと戦うまでにいいとこまでいけるはずだ・・・。」
ゴモスは悪魔界ではパズズ、ブルートに並ぶ悪魔界3強の1角として恐れられている。だが、パズズ、ブルートとは違い、悪魔でも恐れられるほどの残虐さにである。そして悪魔軍では唯一ゴモスのみ、ゴモス軍という群れを成している。天界や人間界では当たり前だが、単独で行動し、弱肉強食が基本の悪魔界では群れを成して行動するというのは極めて革命的なアイディアだった。そして恐怖で軍を支配するゴモス軍に恐れをなしている。
~タク側~
??「・・・あれがオニキスを殺ったっていう人間か・・・モロそうだぜ。」
??「まぁ、所詮は人間だしな。久しぶりに人間を食えると思うと楽しみでしょうがねぇ。」
タク「・・・!?」
タクの方に目掛けて攻撃が襲い掛かる!!
タク「ようやくおいでなすったか・・・俺のオーラが完全に回復するのを待ってくれてるのかと思ったぜ。どんな野郎だ?」
??「ちっ、かわされたか・・・。」
タク「・・・ったく、一体どんな臆病もんだよ・・・。もう場所もわかってんだからさっさと・・・」
タクが移動した。
??「き・・・消えた・・・!!」
タク「おめぇらが来んの遅ぇから俺から来てやったぞ。」
??「なっ、てめぇいつの間に!!」
タク「パズズの刺客か?それともオニキスか?オニキスのあだ討ちにでも来たんだろ?」
??「オニキスのあだ討ちだぁ!?んなわけねぇだろうが!!」
タク「へぇ・・・、でも敵だろ?」
タクが2匹のうち1匹に攻撃を仕掛ける!!
??「グギェェェッー!!」
腹部分に蹴りを喰らった相手は遥か彼方まで飛んでいく!!
タク「んだよ、全然手ごたえねーじゃねーか。・・・殺りに来てんじゃねぇみたいだな。」
??「ちっ、ザコが・・・。まぁいい、俺1人で充分だ。」
2匹いたうちの1匹はあっという間に戦線離脱です。・・・まだ名前すら出てなかったのに・・・。
??「お前がオニキスを殺ったっていう人間だな?」
タク「殺しちゃいねーよ。倒したけどな。そういうお前は何なんだよ?」
??「俺はゴル。ゴモスさんの使いだ。ゴモスさんの命令で、お前を適度にいたぶってやれ・・・と言われてるんでな。」
タク「何だよ・・・ただのザコか。」
ゴル「な・・・何だとっ!!誰がただのザコだ!!」
タク「オニキスが言ってたぜ。悪魔界では喰うか喰われるかの弱肉強食だってな。強ぇやつに巻かれてるやつが強ぇわけねーだろ。お前を倒したらそのゴモスとかって親玉が出てくるわけだ。さっさとそいつに会わせろよ。」
ゴル「てめぇが会うときは、もう瀕死の状態だ!!」
ゴルが攻撃を仕掛けてきた!!
タク「お前、そのゴモスとかってやつに利用されてることすら気付いてねーのかよ。・・・ゴモスか・・・こいつらは俺の力を見るための捨て駒ってとこか・・・」
タクが右手にオーラを溜め始めた・・・。
タク「いくぜっ!!」
【火召喚レベル3・フェニックス!!】
タクの右手からフェニックスが放たれた!!
ゴル「なっ・・・召喚は使えないはずじゃ・・・」
フェニックスの炎がゴルに直撃!!ゴルは跡形も無く燃え尽きた・・・。
タク「ふぅ・・・くそっ、さっきまで7分くらいオーラが戻ってたのに、また5分くらいまで落ちてやがる・・・。戦うのはまだ早ぇのかな・・・。」
??「クックック・・・やるじゃねーか・・・人間よ。」
タク「・・・親玉登場か・・・?こんなくだらねーマネしてきやがったくせにあっさり登場してきやがったな。お前がゴモスとかってやろーかよ。」
ゴモ「いかにも。お初お目にかかる・・・まぁ、ここで殺してやろうなんて思ってやいねーんだ、今のは挨拶がわりってとこだな。お前の今の力が知りたかったが・・・パズズの言ってたことは本当だったらしい・・・。」
タク「何をゴチャゴチャ言って・・・やがんだっ!!」
タクがオーラ砲を放った!!
ゴモ「クックック・・・なるほど、火付きはいいみてぇだな。」
タクの放ったオーラ砲がゴモスの体をすり抜ける・・・。
ゴモ「お前のツラを一目見ておきたかっただけだ。こいつは映像みてーなもんだ。俺と戦いたかったら俺の直属の手下5匹、倒してみろよ・・・。俺はお前が死ぬ寸前になって地べたに寝っころがってるところを食いに行くか、手下ども5匹を殺れたら相手してやるよ。」
タク「あーそうかい、まさかあんなザコどもがお前の自慢の手下とやらじゃねーだろうな?だったら5匹いっぺんに送ってこいよ、30秒でケリつけてやっからよ。」
ゴモ「ククッ、威勢がいいじゃねーか。そのチンケなオーラでどこまでやれるか・・・楽しみにしておいてやるよ。」
ゴモスの映像が消えた・・・。
タク「5匹・・・ね。ゴモスか・・・あいつ、相当強ぇな・・・今の俺でどこまでやれるか・・・。まーいいや、まずはさっき減らしたオーラを少しでも回復しねーと・・・」
その瞬間、タクを目掛けて攻撃が襲い掛かった!!
タク「っと!!危ねぇ!!・・・さっそくおでましかよ。」
??「ゴモス軍のミヅチだ、相手をしよう。」
タク「へっ、1匹かよ。5匹いっぺんに来んのかと思ったぜ。」
タクの新たな戦いが始まった。ゴモスの手下5匹が次々とタクに襲い掛かってくる・・・続きます。