天空覇魔伝~決戦!オニキス戦!⑥~(78話) | 猫日記

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~あらすじ~
タクVSオニキス最終決戦。互いに最後の技を作っている最中。戦いの様子を見にミカエルまで現れて・・・。
オニ「頃合いか・・・いくぞっ!!」
タク「やってやらぁー!!」
【邪竜!!】
オニキスの両手から2匹の邪竜が現れた!!
タク「これが最後の1発だ・・・喰らえーっ!!」
【火召喚!!】
タクの右腕からドラゴンが現れた!!
ウリ「グレイトドラゴンと形が違う!?これは・・・レベル5か!!」
シヴァ「・・・バカな・・・」
タク「いっけぇー!!」
今までに見たこともない程の大きなドラゴンが放たれた!!
シヴァ「おい、ユウキ!!・・・お前が使ってる火召喚のレベル5は・・・まさかあれか!?」
ユウ「・・・いえ、僕が使ったコピーとは違います。僕のコピーでは『ギガントドラゴン』になるはず・・・あんな竜・・・見たことない・・・。」
ミカ「オリジナルとコピーではやはり若干違うと言うことなのか・・・それとも・・・まさかあのタクが・・・信じられん・・・。」
シヴァ「へっ、お前みたいなガキは見たことなくて当たり前だ。大体、俺ですら御伽話の中でしか聞いたことねぇ・・・。自分の目を疑う・・・まさか伝説の竜『マスタードラゴン』とは・・・。」
ミカ「・・・やはりシヴァは知っていたか。」
シヴァ「実際に見たことあるお前がそう言うんだったら間違いないわな。信じられねぇ・・・ただの伝説だとばかり思ってたぜ。じゃあタクが・・・」
ミカ「いや、それは有り得ない。タクは正真正銘ただの人間だ。しかし・・・マスタードラゴンは・・・いや、私たちも驚いているが、それ以上に驚いているのは・・・オニキスだろう。何せあいつは竜の操りを極めている者・・・マスタードラゴンを知らないわけがない。」
オニ「バ・・・バカな!!あれは・・・マスタードラゴンだと・・・!?伝説の・・・全ての竜の生命を司る神・・・何であんな人間が・・・。」
マスタードラゴン・・・この世界で伝説とされている竜の神。その昔、第一次天魔大戦時に一度だけ天界に姿を現したことがあるという噂があり、実際にその姿を見たことがあるのは先代のアマテラスとミカエルのみだという。全ての竜の生みの親であり、全ての竜の生命を司る神竜である。
神竜(マスタードラゴン)「久しぶりにこの世界に現れましたね・・・私を呼んだのは・・・アマテラスでしょうか・・・」
タク「・・・はぁ、はぁ・・・何だ・・・?召喚のくせに喋ってやがる・・・おい、お前・・・。」
神竜「・・・人間・・・?凄いダメージに・・・生命オーラも残り僅かで・・・まさか、私を呼んだのは・・・?」
タク「はぁ、はぁ・・・おい、竜・・・お前、召喚獣か・・・?それともあいつが呼んだ竜か・・・?」
神竜「あいつ・・・?」
マスタードラゴンがタクの指差す方(オニキス側)を見る・・・。
神竜「召喚獣・・・そう言われればそれに該当するのかもしれませんね・・・少なくともあの者に呼ばれたわけではなさそうですが・・・。」
タク「はぁ、はぁ・・・つーか何でてめーは召喚獣のくせに喋ってやがんだよ・・・まぁ、いいや。お前、召喚獣なんだろ?だったら俺の攻撃の助けをしてくれよ・・・俺はお前を呼んじまったからもうオーラも残ってねーんだ。それともあれか?喋り方が偉そうだから俺みてーなボロボロのやつの言う事は聞けねーってか・・・?」
オニキスの放った邪竜2匹も完全に動きを封じられている・・・。
神竜「あなたは、どうやら人間のようですね。私の事はご存知ですか?」
タク「はぁ、はぁ・・・知らねー。んなことはどーだっていいんだよ。人間だったら言う事は聞けねーってか?・・・頼むよ・・・あいつを倒せればそれでいいんだ・・・お前、あいつと竜・・・倒せるか?」
神竜「私はマスタードラゴンです。その程度のことなど造作も無いことですよ。・・・あの者と竜2匹を倒せばいいんですね・・・?それがあなたが私を呼んだ理由ですね・・・?」
タク「出来んだったら・・・頼むわ・・・俺、もう倒れるからよ・・・」
タクが地面に倒れた。
シヴァ「タクっ!!」
ミカ「よせ!!・・・マスタードラゴンの攻撃が・・・始まるぞ・・・」
神竜「人間が私を呼んだとは・・・にわかに信じられませんが・・・変わった人間ですね。」
マスタードラゴンが動き出した。
オニ「バカな・・・バカな・・・あり得ん!!マスタードラゴンなんて・・・」
マスタードラゴンが邪竜2匹に近づく・・・
神竜「ほぅ・・・新種ですか・・・あの者が作ったとなると・・・あの者も相当な実力者のようですね。」
マスタードラゴンが口にオーラを溜める・・・
神竜「私が新種を見過ごすわけにもいきませんね。」
マスタードラゴンの口からオーラが放たれる!!邪竜2匹は一瞬にして消え去った!!
オニ「バカな・・・俺の邪竜2匹が一瞬で・・・」
神竜「あなたですね・・・あの新種を作り上げたのは・・・ほぅ、竜族の後継者ですか・・・道理で。」
オニ「なっ・・・!?」
神竜「私が竜族の者に手を下すのは初めてですね。まぁ、仕方がありません。私を呼び出したのは・・・あの人間のようですからね。」
マスタードラゴンの腕から巨大なオーラ砲が放たれた!!
オニ「ぐああああぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!」
タクが呼び出した最後の竜は、とんでもない竜だった。オニキスとの決戦も、これでピリオドが打たれるのか・・・続きます。