【その1からお読み下さい】
お腹もいっぱいになった猫おじさんと愉快な仲間達は、いよいよ『鶴雅』へと気持ちを走らせるのでした。
しかし、猫おじさんは、ここにきて前日の夜ふかしがたたり、テンションガタ落ちになるのでした。
ボーッ
それを察して愉快な仲間③Sどーさんが、運転を代わってくれたのでした。
35歳の猫おじさんは年下のSどーさんのお心遣いに甘え、
スミマセンネェ 後部座席に移動し、フッと寝て、パッと起きたら、
ン?
なんともう『鶴雅』でした。
エッ!?
身勝手な仮眠をとりすっかり元気を取り戻した猫おじさんは、マジでテンションガチ上がりでした

ツルガイェイイェ~イ!!ツイタゼ!イェイイェ~イ!!
フロントに着くと一応最年長の愉快な仲間①Hさんがチェックインをしに行きましたが、猫おじさんは、少年のようにはしゃぎ、そりゃーもー興奮のるつぼでした。
『鶴雅』さんは、チェックインの間も、一人一人にハッカの香りのした温かいお絞りを配り、甘酒や、ジュース等を提供してくるというさっそくの『おもてなし』をかましてきました。
猫おじさんは前々から、『蒸かしたジャガイモ』が自由に食べれるコーナーがあると聞いていたので、館内を見渡し、さっそく見つけましたが、満席でした。
実は猫おじさんは、そのための鶴雅と言っても過言ではない位、そのコーナーでジャガイモが食べたくて食べたくて、座りたくてたまりませんでしたが、意外にも、他の愉快な仲間達が、さほど “ジャガイモご自由コーナー” に興味を示さなかったのと、いかにも北海道初めて~、って宿泊客がジャガイモをモシャモシャほおばってたので、
『別にぃー、俺らはぁー、いつでも食えるしー、それにぃー、道外の人と違ってー、いまさらジャガイモにそこまでー、新鮮味を感じないってゆーかー、てかー、俺らはいつでも食えるしー、』
とかって、道産子目線でムリクリ我慢して通り過ぎましたが、本当は並んででも食べたかったのでした。
ゴメンナサイ‥ウソデス‥タベタイデス‥バタートカツケテ‥
客室に着くと、なんと『鶴雅』さんは、またもや思いもよらぬ『おもてなし』をぶつけてきたのでした。
部屋にセルフのまんじゅうとお茶があるにもかかわらず、一人一人に抹茶をたて、阿寒名物のまりもに見立てた和菓子と、お帰りの際はお土産にも是非、なんつって蟹まんじゅうをセットでおもてなししてきました。
猫おじさんと愉快な仲間達は、すっかり『鶴雅』さんの『おもてなし』にやられっぱなしでした。
ズズズっ と、お茶やお菓子を堪能した一行は、なんと温泉の前に、阿寒の街へちょっと繰り出そうと言いだしました。
温泉が待ち遠しくて待ち遠しくて仕方のない猫おじさんは、
「茶菓子も食ったし、いよいよ温泉だ!」 
と、張り切っていたので、温泉よりも土産に走った愉快な仲間達①②③④の愚かな判断に一瞬たじろぎましたが、
あえてこの「じらし作戦」に乗ってやる事にしました。
『よーしよしよし、こいつらは俺が無類の温泉好きと知っててー、わざわざ、お預け状態にして楽しんでやがるんだなぁー。わかったわかった。乗ってやろーじゃないかぁーその作戦。最後の最後に溜めて溜めて、存分に楽しんでやるんだー温泉を俺はー!』
ブラブラしました。
阿寒湖にも行きました。
凍ってました。
愉快な仲間達:『そろそろ戻って温泉行く?』
待ってました!!
愉快な仲間達:『夕食が19:00からだから遅れないようにね』
‥‥‥
‥‥‥
現在、17:15‥。

ガーン!
1時間半しか入れない‥
誰に何と言われようと‥
男の長風呂キモイと卑下罵倒されようと‥
私は 2時間入りたい。
猫おじさんは、温泉に対しては一切ぶれる事のない確固とした信念を抱いている、いわば20代前半の男性8割が 『将来なりたい理想の男性像』 に挙げる、こよなく温泉を愛する大人男性のため、そこだけはなんとしても譲れないのでした。
向かった1Fの和風大浴場は‥ それはもう素晴らしいの一言でした。
洞窟の中を想わせる幻想的な『かくれ湯』や、
雄阿寒岳を背に松の木が聳え立つ中、ゆっくりと寛げる『庭園露天風呂』をはじめ、
心地よい演出や気遣いが随所に散りばめられた浴槽の数々は、本当に心を和ませてくれる最高の湯浴みとなりました。
猫おじさんは夕食ギリッッッギリまで温泉を楽しみ、部屋に戻ると、部屋には鍵が掛けられていました。
あれー?
っつって、ピンポン押したら、愉快な仲間④のG-ちゃんが出てきて、
「 長い。 」 
と無表情で言い捨て、鍵を開けてくれました。
愉快な仲間達①②③④は、まだ汗ばむ猫おじさんを気にかける事なく、なんかピリピリしたムードでおじさんを後にし、早々に夕食へと向かいました。
でも、そんなみんなの態度も大きな心で受け流せたのは、きっと雄大なこの雄阿寒岳のパワーのおかげなんだなぁと、改めて鶴雅を良いように解釈する猫おじさんでした。
まだまだ、『鶴雅』さんの おもてなしは続き‥‥
意外と続く。(笑)