⑮モ子ちゃんの決意


お薬を飲んで6ヶ月

「モ子ちゃんおはよう」

「窓をあけるね。まぶしいかな?」

今日もいい天気です。

外の桜が咲き出したところです。

 

「レースのカーテンしようか?」

 

「おはよう健ちゃん。」

「カーテンありがとう。」

「お腹減ったぁ。」

 

ニッコリ、モ子ちゃん。

声が出るようになりました。

 

「レースカーテンはこのくらいでいい?」

 

モ子ちゃんは指◯オッケー。

 

指◯も声も一緒にだせます。

ご飯を食べて。

足首クルクル、握力を鍛えるニギニギ、呑み込みとおしゃべりが上手くなる

パタカラ体操。

そう、お薬が効いて来たのです。

少しずつ、少しずつ。

前へ前へ、何か一つ出来るたびに飛び切りの笑顔がでます。

その笑顔、そのものが本当にキラキラ。

モ子ちゃんが治って来たニュースはモ子蝶々と一緒に全国ニュースになりました。


 ある日、首を横に縦に、窓の外をキョロキョロして桜を眺めるのが出来たあ!

出来る事が増えて来たね。モ子ちゃん!

モ子ちゃんは思いつきました。

「みんな、聞いてクダサーイ!」

 前はペコリなんか出来なかったけど、モ子ちゃんペコリ

 「わたしが元気になる事がみんなの応援になるのなら、わたしもっと元気になって、みんなの応援団を作りたい。

応援団長になりたい。

よろしくお願いします。」

 新しい目標が出来た!

モ子ちゃん、いつも前向き。

いろんな場所へニコニコして行こう!

モ子蝶々を飛ばしに行ってみんなの笑顔を見に行こうよ。

 

仲間と一緒に、健ちゃんと一緒に。

ベッドで過ごしていた時間を取り戻そう!

同じ病気のお友達に会いにいこう。

キラキラの秘密を教えちゃおう。

健ちゃん、なべちゃん、おひげさん、これからもよろしくねっ。

みんな、両手でオッケー指◯!

 

モ子ちゃんんもオッケー指◯!

 

 

おしまい




最終回です。

新盆です。


ああ。

訂正、訂正を加えて完成しました。

相続の書類の表紙に残酷に

「死亡」て文字があからさまで

嫌になります。


ただ「母がいなくなった」と

思い込んでいた私に、

平手で頬っぺたをパンとされるくらいの

インパクトです。


文字には力がありますね。


かこさとし先生もお亡くなりになり。

お話を作る、絵を描くことの

体力の消費されてたことに

思いを馳せます。


さて。これからどうしよう。


モコちゃんの最後は色々なラストを考えたのですがやはり元気になってほしい、

走り回って欲しかったのて

そのまま、私の希望を生かしました。


これは本当は母に読ませたかった。

でも、モコちゃんの存在すら知らないまま逝ってしまいました。


モコちゃんは、

今残された父や叔母や私を癒しています。

びっくり。


モ子ちゃん、指◯してるハズ。


おかーさーんっ。

出来たよー。