４日前の日曜日に突然茶白の猫が現れました。

人なつこそうにこちらを見てました。

キミはどこから来たのかな

店のすぐ目の前まで来てまほらねこの方をじっと見てました。

ここはちっちのなわばりです。

ちっちが来たらケンカになりそうなので、すぐにどこかに行ってほしかったのですが

どこかに行くことはなく昼から夜までずっ～と、

この草むらの中に身をひそめてたようです。

そのため日中ご飯を食べに来たちっちと鉢合わせになってしまい、

結局室外機の上からちっちは茶白のいる方を警戒するように見張ってました。

いつもならご飯を食べるとすぐにどこかに行ってしまうちっちが、

その日は夜までずっといました。

幸いケンカはしなかったようなので、ホッとしたのですが、

何の目的でこんなに長く茶白はいすわるんだろうな・・・

と思ってました。

お向かいには時々外で遊んでいるチャコちゃんポコちゃん姉妹が

いるし（手術済のメス猫です）

ここには猫がたくさんいるし・・・

茶白はだいぶ痩せているようなので

外でご飯を食べているちっちのエサが目的なのかな～と考えてました。

でも結局はわからずじまいでした。

その茶白が突如また今日現れたのです。

ちっちが昼過ぎにご飯を食べに来て、

食べ終わってからしばらく駐車場ですりすりゴロゴロとお腹をだして甘えてた

ちょうどその時です

こちらを向いているちっちの背中のすぐそばを何かが通り過ぎました。

えっ・・・

ぎゃ～っなんて大胆な茶白なんでしょう

茶白はちっちのことなど目に入ってない様子でアパートの上を見上げてます。

ちっちはすぐ後ろに茶白の猫がいることなど気が付いてない様子だったので、

「お願いだから振り返らないでぇ・・・」と思ってました。

少したちどまってから茶白はアパートの裏の方に行ってしまったようでした。

が田んぼの中を通りアパートを一周し、

また正面の草むらに身を潜めてしまったようでした。

茶白が来た理由がわかりました。

先日来た時に茶白は時々大きな声で鳴いていて、

発情しているのがあきらかでした。

草むらに姿を隠す時にはあちこちにマーキングをしてました。

このアパートではメス猫１匹を室内で飼っている方がいます。

外には出さないのですが、不妊手術をしてないため発情時には大きな声で鳴き叫びます。

その声が聞こえてきたのです。

発情時のメス猫の鳴き声を聞きつけてオス猫がやって来たのです。

メス猫が発情するとそれにつられてオス猫が発情するのです。

メスが鳴くとそれに答えて茶白が鳴いてました。

発情時の合唱です。

だから茶白はここにやって来たのですが、

不妊去勢手術が全部終わっているまほらねこのサビガールズ達やちっちには興味はないのです。

茶白くんのお目当ては不妊手術をしてないメス猫なのです。

茶白の猫が飼い主がいる放浪オスなのか、野良猫なのかはわかりません。

どちらにしても去勢手術をしてないオス猫はメス猫を求めて遠くに行くことが多いです。

その途中で事故にあったり、ケンカで深手をおったり、

危険がいっぱいな上に発情のストレスもあります。

何より望まれない不幸な子猫を産ませないようにするには、

不妊去勢手術をする以外に方法はないはずです。

不妊去勢手術をして飼う（エサをやる）のは、お世話をしている人間がやるべき最低の責任です。

今日は雨が降りましたが、茶白くんはしばらくの間は草むらで生活するのではないでしょうか。

もしかしたら日曜日からこのあたりに潜んでいたのかもしれません。

メス猫の発情がおさまるまでの数日は空腹さえ忘れてメスに没頭するのは、

未去勢オスの悲しいサガです。

今夜はちっちもまた長い夜になるのかな。

外をみているエビ隊長もさっきから騒いでます

ニャルソック隊長監視宜しく

茶白の猫が不憫です。

まほらねこ　