※この記事は里親さんへ情報共有するために概要のみ一旦公開しています。

近いうちにわかりやすく編集します。

 

◆新入り猫のために1部屋用意できる場合

ケージは用意しなくても大丈夫です。

(ケージは病気やケガで行動を制限しなければならない場合や2匹を接触させないようにする場合に役立つので、1台持っていた方がいいと思いますが…)

ただ、部屋の中でいきなりフリーにすると手が届きにくいところに引きこもってしまったり、走り回って窓に激突してしまったり、トイレがわからなくておもらししてしまったりといったトラブルもあるので、簡易的なテントを用意して、狭めのセーフティーゾーンを作ります。

 

①ダンボールハウス(大きめのダンボールを組み立ててガムテープなどで留め、出入り口の穴を開けて中にタオルなどを敷いたもの)を用意。

②シーツや布団カバーなどの大きい布、トイレ、ごはん、水、爪とぎを用意。

③テーブルや棚などを利用して、ダンボールハウス、トイレ、ごはん、水を布で覆って(床まで隙間なく覆う)簡易的なテントのようにします。

④ダンボールハウスの中に新入り猫を入れます。ハウスからトイレ、ごはん、水、爪とぎがすべて見えるように配置するのがコツです。テントから猫が自力で出て部屋の中を探検しても構いません。(何かあればテントの中に自分で戻ります)⑤環境に慣れてきた頃には、先住猫も新入り猫の存在に気付いているので、部屋のドアを開けて100均のワイヤーネットなどでゲートを作り、2匹を会わせます。だんだん会わせる時間を増やし、威嚇がなくなってきたらゲート越しにおもちゃで一緒に遊ばせます。完全に威嚇がなくなって一緒に遊べるようになれば、もう一緒に生活させて大丈夫です。

 

◆先住猫と新入り猫を同じ部屋で生活させる場合

ケージは必須です。

新入り猫が1週間ほどケージの中で過ごせるように、3段以上の大きめのケージを用意してください。

ケージは病気やケガで行動を制限しなければならない場合や2匹を接触させないようにする場合に役立つので、1台持っていた方がいいと思います。

 

①ケージの中に必要なものをすべて入れ、新入り猫を入れて、シーツや布団カバーなどの大きい布でケージの天井から床まですっぽり覆います。

②新入り猫がケージの中に慣れるまで(トイレができてごはんが食べられるようになるまで)は布で覆ったまま、お世話をする時だけ開けるようにします。先住猫とはまだ直接会わせないようにします。

③ケージに慣れてきた頃には、先住猫も新入り猫の存在に気付いているので、布を上げて先住猫に新入り猫を見せるようにします。だんだん会わせる時間を増やし、威嚇がなくなってきたら布は取って大丈夫です。(ただし、人が見ているとトイレができない、ごはんが食べられないという子もいるので、人に対する馴れにも注意)

④ケージ越しにおもちゃで一緒に遊ばせます。完全に威嚇がなくなって一緒に遊べるようになれば、もうケージから出して大丈夫です。

が、すぐにケージをしまってしまわず、しばらくは扉を開けて出入り自由にさせてください。新入り猫にとってセーフティーゾーンになります。

⑤ケージの外に新入り猫のお気に入りの場所ができたら、ケージをしまって大丈夫です。

 

◆注意

先住猫と新入り猫の会わせ方を間違えると、お互いに嫌なイメージを持ってしまって一生仲良くなれないこともあります。

2匹とも猫が大好きですぐに一緒に遊べるケースもまれにありますが、慎重に上記のステップは確実に踏んでください。

最短だと、半日ほど(トイレとごはんをクリアしたタイミング)で一緒にできることもあります。