-16歳のMちゃんのお話-

 

里親となったのは、夫婦と娘ふたりの4人家族。

夫(A氏)は、子供の頃に動物と暮らした経験あり。

妻と娘は、初めての動物(猫)との暮らし。

 

取分け妻は、戸惑いながらの猫ライフだったらしい。

…が次第に距離を縮め、猫の可愛さに目覚めたとのことだった。。。

 

やがて娘は成長し、結婚-出産をする。

近所に住み、頻繁に行き来する生活。

 

 

ある日、Mちゃんの体調が思わしくないと相談してきたA氏。

体調の話しからポツリポツリと近々の様子を話し出した。

 

それまで家族のアイドルだったMちゃんは、

産まれた孫にその座を明け渡さざるを得なかった。

 

Mちゃんは、孫が産まれてから、

ひと部屋に隔離されてしまったのだ。

 

なぜ隔離したのか、理由は定かではない。

(赤ちゃんと同居でもないのにさぁ、どうしてその必要があるのか!)

 

可哀想に思ったA氏は、その部屋で寝るようになったとのこと。

それはそれでいいけれど、可哀想に思ったのなら、

何故、妻や娘に意見しなかったのか…

愛猫をひと部屋に隔離した状態、その異常な状態を

やめさせるという選択肢はなかったのだろうか。

 

Mちゃんは、夜遅い時間に帰るA氏を待つ生活だったというのだ。

 

 

話し出したA氏に、

赤ん坊と猫が一緒に暮らせるということ。

注意したほうがよい点などコンコンと説明し、

今からでも遅くないから、

家族を説得し、隔離をやめるようにと

毎日、毎日話をした。

 

「難しい」を繰り返すばかりのおっさんに憤りを覚えながらも

改善するようにと言い続けた。

どうしても嫌なら、引き取りたいという申し出もした。

 

妻は思い込んだら無理なんだという。

娘は?

Mちゃんと姉妹のようにして

一緒に成長してきたって言ってたじゃないかっ!

 

妻と娘は赤ん坊に夢中で、聞く耳を持たないという。 

 

 

A氏は、ごくごく普通のおっさん。

妻や娘もきっと普通のヒトだろうと思う。

写真で見る限り、普通のおばさんと普通の娘。

 

孫を産んだ娘の職業は、小学校の教師だ。

 

傍から見たら、普通に見えるそんな家族。

その家族がしたのが、愛猫を隔離するという虐待ともとれる行為。

 

なんでそんなことが出来るのだろう。

こんな身近に、そんなことを平気でするヒトがいるなんて

 

 

最近になって、また猫と暮らしたいなぁとつぶやくA氏。

いやいや、暮らさないでくれ、不幸な猫が増えるだけだっ、

暮らす資格は、あなたとあなたの家族にはないっと

思うだけじゃなく、言葉にして何度も言ってる。

それでもそんなことをつぶやく…

ワタシの目には、得体のしれない生き物に見えるのだけど…。

 

このヒト、この家族って、何者なんだと!

 

Mちゃん、助けてあげることが出来なくてごめんね…。

 

写真は、Mちゃんではありません。

フリー画像をお借りしました。

 

Mちゃんのこと、まだ続くので、

今日はコメント欄、閉じます。

皆さんがどう感じたか、何を思ったか、最後まで読んで、もしよかったら聞かせてください(ノ_-。)