私は、大の猫好き。このブログのタイトルも猫への敬意を込めたものだ。

私はこれまで二匹の猫と暮らしてきた。一匹目は実家で主に母が世話をしていた猫で、二匹目は私が一人暮らしをしてから共に暮らした猫だ。


母は幼い頃から計五匹の猫と暮らした経験があるが、どの子も揃って神経質な猫に育ったらしい。それは、母が過保護すぎるからだと思う。
寝床の座布団が気に入らない素振りを見せると、すぐに新しいものを買い与える。ご飯の種類を変えて食べないと、皿を口元まで持ち上げ、「がんばって食べてみよ、ねっ❤」とかなんとか言いながら介添えする。
猫は母に全幅の信頼を寄せるが、些細な変化にも対応できない、一人では壁を乗り越えられない、デリケートな子が出来上がる。実際、彼女に育てられた私自身、典型的なモデルケースに仕上がっている。


では、私が育てるとどうか。すんごく臆病な猫に育つ。私が外出する準備をしだすと、それをいち早く察知してソワソワする。物音がするだけでビクンッと顔を持ちあげる。「大丈夫だよ、心配ないよ」とどんだけ説明しても、どこか不安を拭い切れない。疑いの目で私を見つめる。
これはきっと、私が臆病だからだ。嫌われないか、傷つけてしまわないか。そういう私の心のビクビクが、猫に伝わってしまうのだ。


最近猫三匹と暮らし始めた友人がいる。彼のとこの猫たちは非常に大らかだ。のびのびと育っている。送られてくる写真の表情を見ただけで、彼らがどれほど安心しきって生活しているかがよく分かるのだ。ポケ~。ダラ~ン。シアワセ~。私は決してそんな風には育てられない。





動物は正直で敏感だ。飼い猫は飼い主の性格をみごとに映し出す。猫は鏡、だと思う。





ブログ村のランキングに参加しています。応援クリックお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村