普天間「切り札」…V字滑走路を55メートル南東移動 米側に提示、騒音被害は大幅軽減
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110302/plc11030201330001-n1.htm
2011.3.2 01:32

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府は、名護市辺野古の代替施設をV字形滑走路に絞り込んだ上で南東沖合に55メートル移動する修正案を固めた。ワシントンで1~2日(現地時間)に開かれる日米安全保障高級事務レベル協議(ミニSSC)で米側に提示する。修正案ならばヘリコプターの飛行ルートが住宅地から遠ざかり騒音が大幅に軽減されるため、政府は地元説得の「切り札」と位置づけている。

 複数の政府高官が明らかにした。

 政府が昨年8月にまとめた日米専門家協議の報告書は、名護市辺野古に滑走路2本を配置するV字案と、滑走路を1本に減らすI字案を併記した。

 ゲーツ米国防長官が2月、大型連休中に開催予定の閣僚級の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で移設問題を決着させる意向を表明。日本側も2プラス2での進展は不可欠だとの認識で一致しており、安全性や騒音面でメリットの多いV字案に絞り込み、検討を続けてきた。

 当初はウミガメの産卵場もある大浦湾の埋め立て面積を減らすため、南西に移動させる案を検討したが、修正しても生態系への影響に大差はないと判断した。

 一方、南東に移動すれば、飛行ルートは辺野古の居住地区から離れ、安全性は向上、騒音被害も大幅に軽減できる。55メートルの移動は、自民党政権時代に合意したV字案に基づく環境影響評価(アセスメント)を適用できる範囲内での最大限の修正となる。

 米側は「V字案が最善」と主張してきただけに修正案に応じる公算が大きい。

 政府は今後地元の説得を進める方針だが、仲井真弘多(なかいま・ひろかず)沖縄県知事と稲嶺進名護市長は辺野古移設への反対姿勢を崩しておらず、同意を得るのは容易ではない。

 き、切り札…結局自民案に完全回帰じゃないですか!
 いや、多少位置がズレてはいますが…

$巡る因果の猫車-微調整
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http://twitter.com/#!/mayousa_desuga/status/42632229125357568

 うーん、地図で見ると本当に微調整にすぎませんね…そりゃ、音の大きさは距離で減衰しますから、騒音の問題はある程度改善されるから、無意味だとは思いませんけど。

 しかし、辺野古への移設で再合意した後もI字案にするかどうか迷ってた時間と手間は、これで完全に無駄と相成りました。
 どーしても自民案とは違う物にしたかったんでしょうけど、そんなつまらない意地にこだわってないで、地元の説得に注力して欲しかった物です。
 検討だって国費が費やされるわけですし、ほんっと腹立たしいですね。


結局戻るんだから、最初からV字案一本でいっとけよ…と呆れた方はクリック!
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