首相交代でも合意履行を=米大使がけん制-普天間移設
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060100834

 ルース駐日米大使は1日午後、都内の米国大使館で日本人記者団と懇談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関する日米合意について、「政府間の合意であり、日米両国は協力しながら前に進めていく。日本の首相は日本国を代表している」と述べた。
 5月末に発表された日米共同声明は、移設先を同県名護市辺野古周辺とし、代替滑走路の位置や工法を8月末までに検討し、移設完了が2014年から著しく遅延しないようにすると明記。ルース大使の発言は、鳩山由紀夫首相の退陣論が広がる中で、政権が代わっても合意を誠実に履行するよう日本側にクギを刺す狙いがある。
 ルース大使は「鳩山首相が政治的に困難な状況の中で重大な決断をしてくれたことに敬意を表したい」と評価。日米合意に沖縄県民が反発していることに関しては、「われわれも地域社会と協調していくことが必要だ。わたし自身もできることがあれば進んでやりたい」と述べた。(2010/06/01-19:31)

 いやあ、信用されてないなぁ。そりゃまあ、国家間で調印した合意を反故にしたり、再交渉中に米側に嘘ついていたり(民主議員発言で米側混乱 「地元賛成」とウソ 政府断念の伊江島案)と、鳩山首相のみならず民主党政権その物が信用されていないと言う証左でしょう。
 もっとも、信用を失いつつあるのは現政権や民主党だけではなく、日本そのものってのが頭の痛いところ…昨日のエントリーに対するガス田掘り氏のコメントは、予想はしていたものの、やはりショック大きかったですorz

 まあ、それはともかくとして…最初はこのニュースで「信用されてないww」とか笑ってたんですけど…よくよく考えると、これって相当深刻な状況ですよね。
 かつて、首相が変わる、あるいは変わりそうだって時に、わざわざ「国家間合意を履行しろよ?」とか言ってきた事ってありましたっけか?
 外交儀礼から考えれば、ありえない非礼な訳ですが…核安保サミットの時といい、もう完全にまともな国扱いされてないような気がします。
 ここまで崩れた信頼を再構築するのは、たとえ再度の政権交代があったとしても、時間と費用がかかりそうですね…東シナ海のガス田に見られるような、失った国益を取り戻すのも難しいですし。


 鳩山氏が退陣しようとしまいと、民主党政権が続く限りは国力回復へと舵を切ることは出来ないでしょう。
 あたい達日本人は、民主党政権を成立させるという、大きな過ちを犯しました。民主党になんか入れてないよ!って人も、阻止出来なかったって点ではあたいも含めて反省の必要があります。
 反省を形にするためにも、次の参院選では民主党に勝たせるわけにはいきませんね。


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