ずいぶんおひさしぶりです。

3月になりました

今日は、薬剤師っぽく薬のことを書かせていただきます。

朝日新聞の本日の朝刊に、
薬のシートを薬と一緒に飲み込んでしまう事故がなくならないとの記事がありました。

若い方なら、カプセルや錠剤が包装されている薬のシートをうっかり誤飲?って思われるかもしれません。

高齢者に多いのですが、20代も10年間で3件あるとのこと。年間10件前後で、この10年間に86件、国民生活センターに寄せられているそうです。

薬を包装ごと飲みこんでしまったら、喉や食道などを傷つけることもあるので注意を呼びかけています。

以前は1錠ずつ手で切り離されるようにシートにミシン目が入っていました。

それが誤飲が多いとのことで、今では1錠ずつ切り離されないようにミシン目が変更されています。

調剤するときは、ハサミが必需品になっています。

病棟では、看護師さんが一人ずつ1回分を切ってセットしていました。

もちろんお家で1錠ずつ切っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで、国民生活センターのアドバイスは、1回分ずつまとめて袋に入れる1包化に薬局でやってもらうようにとのことでした。

たしかに1包化にすれば、シートのまま誤飲することはなくなるかもしれません。

未然に事故が防げて、便利になるのかもしれません。

でもそこが大切なのだろうかって思います。

薬を常時飲み続けなければならない状態がおかしい気がします。

特に新聞に記載されていた方は、睡眠薬を日常的に服用していた60代の方でした。

今の世の中、薬は飲み続けてあたりまえだけど、ほんとうにそうなのでしょうか。

飲み続けなければ生死にかかわるような薬がどのくらいあるのでしょうか。

このことを書き出すと長くなってきましたので、続きは次回へ。


薬に頼らなくても元気に過ごせるように生活をすることの大切さをみなさまにお伝えしています