日本で10年以上働いていたけど、私は日本の「業務時間外のおつきあいの強要」が嫌でたまらなかった。

 

 

歓送迎会、暑気払い、忘年会に新年会、社員旅行、休日に行われる社内行事(BBQとかファミリーイベントとか)。

 

一体日本人はどんだけの個人的な時間とお金を仕事のために費やすことを強制されてるんだろ。

たまたま私が古い体質の会社にばかり勤めてただけなのかな。

外資系とかだったら、そういう業務時間外行事はないのかしら?

 

 

歓送迎会はまだしも、休日を使った社内旅行とか社内BBQとか怒りすら覚えた。

やりたい人だけがやればいいのに、なぜ会社の名前(XX部BBQとか)で会社行事としてやる必要があるの?

 

私みたいなタイプは、日本では「変わり者」とか「一匹オオカミ」とか言われて、なぜかネガティブな評価される気がする。

 

 

私が新卒で働き始めた20年近く前にすでに定年間近だった上司なんかにはもう丸っきり違う古い世代の人だったから、私が社内旅行に行かないと言うと「仕事はできても愛想がない」とか「付き合いが悪い」とかケチョンケチョンに言われたわ。

 

 

若い女子社員を無料コンパニオン代わりに使ってお酌させて爺様たちを盛り上がるための温泉一泊旅行に、なんで貴重な休日を潰して、しかも金払って行かなきゃいけないのよ!って私は思ってた。

 

 

キャバクラやスナックでは、お金を払ってくれるお客さんだからニコニコ笑ってくれるしお酌もしてくれるし話を聞いておだててくれるのよ。

 

それがオ・シ・ゴ・トだから

 

北米では一般的に、仕事とそれ以外の線引きをスパッ!っと引いてくれるし、それが普通。

 

仕事の後、ましてや休日まで職場の人の顔なんて見たくないし、オフィスを一歩出たら仕事のことは忘れたい!って人の方が普通なの。

職場の人は仕事上協力できる能力さえ備えてくれてればよくて、個人的なことは興味もない。

 

職場の同僚と個人的に仲良くなる人もいるけど、付き合いを深めたい相手とは個人レベルで繋がっていけばいいだけの話。

 

日本では変人扱いされかねないこの考え方がメインストリームなので、私はこの文化が心地よい。

 

日本のおつきあい文化や飲み会文化が苦手な私は、「職場は仕事をする場所であり、仕事が円滑に進めばいいかのだら、お互いに個人的な興味がなくても全然OK!」というスタンスで居られるのは、それだけでかなりストレスが少なくて済んでます音譜

 

でも日本と違って「仕事中は私語厳禁!」とかいうルールはないから話す機会はある。

一回に話すのは2−3分だとしても日常的に積み重ねていくから、日本で一緒に何年も働いてた数え切れない飲みイベントを共にした同僚のことより、飲みに行ったことなんて無いこちらの同僚たちの方が、お互いに個人の趣味や性格から家族のことまでよっぽど良く知ってるけどね。