どこにでもダメな社員というのはいるものだけど、アメリカは日本以上に「これはヒドイ!なんでこんなヤツ雇ったんだ!?」っていう人に出くわす率が高い。
なんでだろ〜と不思議に思ってたんだけど、転職が当たり前で人の入れ替わりが激しいことと、その退職に伴うシステムの違いからくるんじゃないかと最近思う。
アメリカでは、どうやら退職は2週間前通知がデフォルト。
ここで問題になるのが、日本と違って仕事がスパッと縦割りで役割分担が分かれてるから、突然人が辞めた仕事のフォローは誰もできないことが多いこと。
自分の仕事じゃないことは一切やらないので、チームでやってる仕事であっても他の人じゃ対応できない場合が多い。
つまり誰かが辞めるとなったら新しい人を雇うしかない。
日本みたいに他の部署から人を回してしのぐ、なんてことは起こらないのだ。
たった2週間の間(土日があるので実質10日)で、そのポジションにふさわしい経験者を募集し書類選考して面接して雇い、引き継ぎもしっかり。
・・・って、できるか〜!(人事の叫び)
はっきり言って採用が、かなりテキトー。
そりゃ実質10日で人員補充しなきゃいけないんだから、誰でもいいから連れてこい!的なやっつけ仕事にもなるか。
とにかく時間がなくて選んでる余裕がないから、全く未知の人よりマシだろうという流れで、社員や社員の家族の知り合いってだけのコネで雇われるパターンが異常に多い。
ITやグラフィックやWEB系職種ならXXのソフトでデザインができるか否かだとか、XXのプロミングができるか否かとか、スキルがあるかどうかの判断がしやすいから採用ももうちょっとマシかもしれないけど。
セールスとか、マーケティングとか、事務職とか、分かりやすいスキルがない職種はハテナマークがいっぱいついちゃうのがいる可能性が高いから要注意!
え?と思う人はだいたいコネ入社・・・。
人事をかばう訳じゃないけど、やめる時に2週間しか告知期間がないのが、明日から来れる人なら誰でもいい!ってなってハズレな人を採用してしまう原因だと思う!