ストレートネックは顎関節症と関係あるといわれていますが、本当なのでしょうか?

結論からいうと本当です。

ストレートネックになった場合、顎関節症(症状が酷くなると、食事をすることすらままならなくなり、手術が必要になるでしょう)を起こす可能性があるので注意が必要ですね。

ストレートネックになってしまうと首の角度が変わってしまい、首や肩の筋肉バランスが悪くなります。

そうすると顎関節のバランスにも影響を与えてしまいますから、顎関節症になり易いです。

顎関節症になると口を大きく開けることができなくなったり、顎に痛みを感じたり、噛み合わせに違和感が出てしまうのです。

その他にも口を閉じようとしても完全に閉じることができない、顎をうごかすと音がするといった症状も代表的です。

さらに顎関節症は顎周辺だけではなく、体全体にも影響を与えるので軽視することはできません。

もし、こういった症状が起きた場合、既に顎関節症(歯を食いしねる、歯軋りをする、ストレスが溜まっている、左右均等に噛んでいない、体の使いグセによる体の歪み、噛みあわせ、外傷などが原因だといわれています)になっているかもしれないので、病院に診てもらった方がいいでしょう。

その場合、同時にストレートネックの疑いもあると思って下さい。

ストレートネックになってしまった場合には、顎関節症を併発する可能性が高いので十分に注意しましょう。

ストレートネックとは本来少しカーブしている首の骨がまっすぐな状態になりしまう状態をいいます。

正常な人の首の前湾角度は30度~40度ですが、ストレートネックの人は30度以下です。

この状態になると頸部への負担が大きくなるため、以下のような症状(その程度やどんなものがというと、人によって個人差があるでしょう)が起こります。

・頭痛
・肩こり
・首の痛み
・めまい
・ふらつき
・手のしびれ
・吐き気
・自律神経失調症(自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れることにより、色々な不調が起こることをいいます)

この中でも代表的なのが頭痛(安易に頭痛薬に頼りすぎるのはよくありません。生活習慣や体の歪みなどを改善することで起こらなくなる場合もあります)や肩こり、手のしびれといったといわれているのです。

また、どれか1つだけではなく、複数の症状(普段とは体調が違うなと感じたら、とにかく病院で詳しい検査を受けてみた方がいいでしょう)が発症することもあるかもしれませんね。

どれか一つならまだ耐えることができるかもしれませんが、複数の症状があらわれてしまうと日常生活を送るのに支障をきたします。

そして、知名度が低い障害なので、こういった症状が現われてもストレート(まっすぐでサラサラの髪は女性の憧れですよね)ネックだと気付かない人が多いです。

ストレートネックが原因で起きている頭痛や肩こりなどを単なる疲れだと勘違いしてしまうケースもあります。

しかし、そのまま放置してしまうとますます症状が悪化してしまうため、早めに対処しないといけないでしょう。

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