この写真は京都で「松茸山復活させ隊]を始められた吉村文彦博士との写真である。

このブログで以前に触れた事であるが

岩手県岩泉町が竹下内閣による「ふるさと創生事業」で配布された一億円を有効活用して「マツタケ研究所」を創設してその所長に吉村博士を招請したのであった。

博士は京都から愛妻の知恵夫人と共に移住して

十年間、岩泉のマツタケを一躍全国区に躍り上がらせることに貢献したのである。

このふるさと創生事業による交付金は全国の全ての市町村に一億円ずつ配布されたが、

今で言えば眉唾の使い方が、かなり見られた。

典型例は宝くじを一億円分買ってその前後賞を狙って元金を増やす下種なものであった。

一方、この資金の使い方が総括され、優れた使い方をした市町村に報奨金？が与えられたことを知る人は少ないであろう。

なんと、この岩手県岩泉町のマツタケ研究所創設事業は国から評価され、３億円のご褒美がもらえたのというのである。

多分、これは地元でもあまり表ざたにしなかったと思うが吉村博士ご自身から得た情報なので確かなものであろう。

約束の期間が過ぎると博士は京都に戻られ、マツタケの聖地であった京都にマツタケを復活させる事業を起こし、多くの賛同者が集まり、今は京都岩倉の香久山で赤松林を整備してマツタケの復活を目指されている。

こうした中でマツタケも発生し大いにその成果が上がっている。

だがそれよりも凄い事はマツタケの魅力に魅かれた多くの人々が集まり、

既に十五年近く、この会が活動しておられる事である。

私が吉村博士とこうして親しい間柄になれた事をいつも感謝している。

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さて、次の写真は日付が間違っているが二年前の写真である。

大野のマツタケ名人小沢一男氏とのツーショットである。

これは前のブログで披露しているが久慈市の山根温泉の前でのものである。

彼が採ってきたばかりの巨大な松茸を嬉しそうに持っている私が今は懐かしい・・

今年も間もなく神無月（１０月）になろうとしているが、今年のマツタケの発生は異常気象の為、やはり不作が予想されていたが昨日大野の小沢さんから大変嬉しい電話があった。

それはなんと、彼のテリトリーで大量のマツタケが採れたというのである。

そして、その収穫の一部を私に送ってくれるというのである。

考えてみれば岩手を離れて十年が過ぎても毎年この時期に

彼が私にマツタケを送ってくれたことはいくら感謝しても足りないものである。

しかし、昨年だけはマツタケが大凶作で、私も初めてその味を食すことが出来なかった。

いま、考えると去年だけマツタケを食べれなかったという私は

途方もない友人に恵まれた果報者であるという事であろう。

この写真は６年前に岩手に帰った時に小沢さんに頂いたマツタケを

二戸市の長姉の家でこれまた得意そうに抱えて喜ぶ私である。

さあ、今年はどうなる事か・・・ワクワクして明日を待ちたい・・・。

残念ながら１０月１日から義母の一周忌の為、大坂に出かけるので

この事はブログでは書けないかもしれません。

帰ってきたらまた、書くつもりです。お楽しみに・・・。

マツタケと私