1ヶ月近く前の話になるのですが、今年のコナンの映画の特典として配布されたカードの期限が7月31日だったのでギリギリで利用しました。
それがこのカード。
「青山剛昌からの純黒の感謝状」なるアイテム。
もう捨てるし、記念に写真だけ取っておきました。
中には原作者の青山剛昌先生と、コナン役の高山みなみさん、毛利蘭役の山崎和佳奈さん、毛利小五郎役の小山力也さんのコメントが載っています。
もうこのコードは使えないからな。というか入力場所がもうない。
裏面は特典の説明。
中に書かれているコードを利用することで、無料で歴代劇場版コナン作品から一本だけ、映画を2日間無料で見ることが出来ます。・・・というか出来ました(現在はサービス自体が終了)。
途中段階で発表されていたこの特典の視聴ランキングは以下の通り。
1位 迷宮の十字路
2位 ベイカー街の亡霊
3位 漆黒の追跡者
4位 異次元の狙撃手
5位 業火の向日葵
4~5位は近年作品補正もあるのでしょうが、上位3位は人気ランキングとしても置き換えられる結果ではないでしょうか。
で
そんな中私が鑑賞してみた映画は・・・
紺碧の棺(ジョリーロジャー)!!
人気作でもないし、最近の作品でもない本作を選んだ理由は
単純に今まで見たことがなかったから。
歴代コナン映画で未見の作品は「銀翼の奇術師」と「紺碧の棺」の2作で、この中で今まで聞いてきた中でも特に評判が悪い「紺碧の棺」を選びました。
あえて、微妙な映画こそこういう機会に見ておこうというわけです。(ひどい)
見てみた感想としては、
納得の微妙感。
いろいろ突っ込みどころが満載で、全体的な仕上がりがすごく歪。
映画が始まっていきなりルパン覆面の逃走犯の追走劇が始まるのですが、コラボを経た今となっては感慨深くもある・・・とはいえ、やっぱ映画的にルパンである意味自体はまったくない。登場人物のドラマも、台詞でペラペラっとしゃべるだけで雑。そもそも海底遺跡とか海賊船とかトレジャーハンターとかそういった設定自体もコナンのフィクションライン的に結構苦しく感じて違和感は最後まで拭えませんでした。
そんな感じで事前に聞いていた微妙な評判も納得のイマイチな一作でしたね。
ONEPIECEやパイカリを経てすっかり海賊人気が浸透した時代を感じさせる一作でもあります。
ただ唯一、好発見がありました。
先日の24時間タマフル内の「プレゼンサマーウォーズ」のコーナーで三宅隆太監督がプレゼンしていた『あれ、わたし何やってるんだろう?特集』で言及していた『お客さん、お勘定~!』ってくだりが、この「紺碧の棺」でまさに行われてましたね。
アニメは意外と“映画の中にしか起きないような人の言動”を見つけやすいかもしれないです。
以上、そんな感じで20周年の節目の記念に見そこねた劇場版コナンを一作見ることができました。
ありがとう、20周年特典。(真顔)
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