「ファインディング・ドリー」が「トイストーリー3」を抜いて全米興行収入では、PIXAR史上NO.1ヒット作となり、間もなく全米興行収入現在1位「シュレック2」の4.41億$に到達しようとしております。
(全米記録では未だ「シュレック2」が一番上なのも驚き。全世界興行収入では順番が全然変わってきます。)
で、
今回はそんな絶好調な「ファインディング・ドリー」の4週連続1位を阻止したのが、別の3DCGアニメ映画だったという話。
「ファインディング・ドリー」を抑えて週末興行1位に踊り出たのは
イルミネーションスタジオの「ペット」だったのです!
※原題は「The Secret Life of Pets」。
公開開始からわずか3日間で1億320万$の興行収入をたたき出しました。
本作の制作費が7500万$なのですでに本作は制作費以上を回収。見事なマネタイズです。
もはやイルミネーションエンタテインメントはPIXARやドリームワークスアニメーションに並ぶ注目制作会社と言えそうです。イルミネーションと言えば、最早言わずと知れた“ミニオン”の会社です。
長編作品である「怪盗グルーの月泥棒」を2010年に発表して以来、堅実に成績を伸ばしてきて、いつの間にやら北米のアニメ制作会社でも屈指の人気タイトルメイカーとなりました。PIXARやドリームワークスと比較して、非常に若い会社であり、いずれのタイトルも制作に1億$以上を割いていないながら、高興行成績をブっ放す特徴があります。
高興行成績といっても、今までで著しい高成績だった作品は怪盗グルーなどのミニオン系統だったわけですが、ここにきてミニオン意外のタイトルでも大ヒットをかましてきたのだから、少し驚きのあるニュースとも言えます。
この流れからいくと、北米では年末に公開が控えているイルミネーションの新作タイトル「SING」に関しても、大成功が期待できそうです。「カンフーパンダ3」、「ズートピア」とつづいた獣人物傑作アニメの年である2016年のラストを飾る一品となりそうです。
今まではPIXARとドリームワークスアニメーションが3DCGアニメ界で双璧を成してきた感じですが、今まさにそこのスタジオ達と肩を並べようとしているのがこのイルミネーションなのです。
今後、しっかり名前を覚えておいた方がいい会社でございます。
イルミネーション・エンターテインメント、
イルミネーション・エンターテインメントをよろしくお願いします。
(選挙風)
肝心の「ペット」は日本では8月11日公開。
是非楽しみに待っていて下さい。
中国も8月入ってからの公開なので、わたしもまだ楽しみに待っている状態です。
あと実は2週目の「ターザンREBORN」も今週は「ドリー」より興行収入稼いでて、週末興行2位だったりします。
ディズニーの「ターザン」が好きだから、こっちも応援したい。
こっちは制作費が結構かかってるので、黒字にするのはまだまだかかるのです・・・。「ターザンREBORN」は日本では7月30日公開です。
そんな感じで週末のメリケン興行話でした。
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