本日より
ルパン三世カリオストロの城
デジタルリマスター版
が全国映画館で公開開始でございます！！
ちょっと前にバルト9でも劇場公開されましたが
遂に全国の映画館でもご覧いただけるということです。
1979年公開作品なので、私も劇場で見た事はないとはいえ、
金曜ロードショーで死ぬ程放送されてるので
大好きな映画のひとつでございます。
それを劇場で見れると言うのだから、もう逃さないわけにはいかない！
のですけど、なかなか海外に居るとそうもいかないわけです。
（矛盾！）
せめて日本にいる皆様にはお見逃しないように頂きたいです。
で、そんな本作は
「デジタルリマスター版」として上映されるわけですが。
このデジタルリマスターって何？
って話。
分かる人は分かるし、分からない人には漠然として
「なんか綺麗になった」ぐらいの印象だと思います。
多分、間違ってないです。
デジタルリマスターとは言葉そのままでいくと
デジタル化したデータをマスタリングし直すってことです。
マスタリングとは、ググると音楽関連のものばかり出てくるけど
ようは原盤を作る行程と認識すればいいんじゃないですか・・・ね？
合ってますよね？
つまり
デジタルリマスターとは
デジタル式に原盤となる物を
作り直す事です。
今回の上映で使われるのは、79年に上映されたものを使うのではなく
新たにパソコン処理などを施された物ってこと。
そもそも今って、フィルム上映よりもデジタル上映の方が主流なので
「カリオストロ」みたいな古い作品を上映しようにも
デジタル化しないと上映すらできないんですね。
映画はもうフィルムではなくなる？ ネットワーク配信型デジタルシネマの最前線より
行程としては単純化しちゃえば
フィルム→デジタル
にするだけなんですが
この「→」の部分が濃密。
画の部分でいえば、
フィルムの破損部分や汚れなどを取ったり
色彩の調整、コントラストなどを調整して
音の部分でいえば、
ノイズや欠けてる部分を別音源などから修復します。
フィルムの状態が悪ければ悪い程大変です。
今回の「カリオストロ」はこの行程に
３年ぐらいかけているそうです。
長いのか短いのかは、平均が分からないので難しいのですが。
「コナン」や「クレヨンしんちゃん」が映画を3作作ってる間に
1本作ってると考えれば、めっちゃ長いのが分かります。
見る側としては「原盤で見たいな」って気持ちや
「どっちが良いかABテストしてみたい」って気持ちなど
あるとは思うのですが、それ事態がなかなか難しいってことは
知っておいて損ではないのではないでしょうか。
だからこそフィルム上映ってのを
結構希少的に見ておくべきだと思います。
実は昨年も「カリオストロ」のフィルム上映って
やってるとこではやってたりするんですよね。
地元のフィルム上映館なんかを、
是非探してみてもいいんじゃないでしょうか。
あ、地元でやってたじゃん！って悔しい思いをして下さい。
自身のためにも。
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