文化を知る宗教を知る
私の友人に7ヶ国語を話せる人がいます。子どもの頃から英会話教室に通わせてもらったくせに英語が大の苦手な私には信じがたいうらやましい人です。メールも様々な国の人から様々な言語で送られてきたりそれに返信している姿はかなりかっこ良いですしかしこの方いつから7ヶ国語も話せるようになったのでしょう?なんと大学の時からだそうです。英語圏の大学へ留学するのですが、英語が苦手でとてもコンプレックスになり、なんとかならないかと考えたそうです。ところが英語は発音にしろ文法にしろ日本語と一番遠い言語だとか。そこで日本語に一番近い言葉から学んだそうです。それはスペイン語。少し巻き舌さえ出来れば発音も簡単だし文法もにている。(私にはまったくわかりませんが・・・)その次にスペイン語に近い言語、確か韓国語だったかな?そして韓国語に近い言葉と覚えてゆき、遠い英語に辿りついた時に7ヶ国語をマスターしていたとか。でもでも実際どれ位上手に話せてるの?私は質問しました。小学生程度?中学生くらい?なぜそんな質問をしたかというと、日本人の小学生と話をすると確かになんでも通じるし日常生活には困らない。だけど、ちょっと難しい言葉が出てくるニュースを理解できなかったり、微妙なニュアンスがわからずいまいち話が盛り上がらない。だから大人になってから色々な言葉を学んでも、心底わかりあえる仲にはなかなかなれず、かえって話をするのに疲れてしまうのでは?と思ったから。その答えはこうでした。僕は言葉も覚えますが、まずはその国の文化を知ろうとします。文化を知ることで微妙なニュアンスの意味がわかってくるのです。その国の歴史を知り、その国の風習を知る。その方が単語をたくさん覚えるよりはるかに早く外国の方と仲良くなれます。文化や風習を知るのに一番早いのがその方の宗教を知ることです。幸い外国では、あなたの宗教は何ですか?と聞くのはごく普通の事です。確かに宗教はその人の考え方の基本となるものがわかるような気がします。そしてこれは日本人同士いや家族間でも応用できると思いました。親や姑、夫や妻。近い仲でもなんでこの人こうなんだろう?と思った時、その人の歴史を知る。そしたら少し理解できるようになりますよね。人と付き合う時にその人を一生懸命知ろうとする。その姿勢が7ヶ国語も話せるスーパーマンになれるのだなと思わせられる素敵た友人の話でした。