中国の庭(またまた) | 根岸俊雄の住まいづくり入門

中国の庭(またまた)

「酔古堂剣掃(すいこどうけんそう)」を図書館から借り出しました。
本の中には「山人隠士の庵」の様子が書かれていました。
それがまさしく中国の園林が求めた理想の環境につながるのです。


「門のうちには小径(こみち)がある。径は曲がりくねっているのが
のぞましい。径を曲がると塀門がある。塀門は小さいのがのぞましい。
塀門を進んでゆくと階段がある。階段は平らかであるのがのぞましい。
階段のそばには花がある。花は鮮やかなのがのぞましい。・・・・・・」


ごらんのように庭園の技術書ではありません。
しかし、「国定村の家」の中庭づくりに大いに参考になりそうです。
本の精神を尊び、具体的デザインは独自にガンバラなくてはなりません。

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