再開発地域の丸の内オアゾの中にあって、古きよき昭和のオフィスビルの趣を残している丸の内センタービルであるが、ここの地下はやはり、サラリーマンのお父さんが好みそうなレストランが軒を連ねている。

KIWA 系列のカジュアル中華「紅虎餃子房 」はそんな中の一軒で、さすがに大規模なチェーン店だけあって、店内は広く、喫煙と禁煙の分煙もしっかりしている。

ランチメニューは豊富にそろっており、餃子定食や黒胡麻担々麺などが人気のようだ。この日は迷った挙げ句に麻婆茄子のような定食(正式名称失念)と棒餃子を1本オーダー。

オーダーするとすぐに野菜の漬け物が供されるので、冷たいウーロン茶と漬け物を食べながら料理を待つ。すると定食が運ばれて来た。メインは麻婆茄子をひき肉ではなくて普通の豚肉のスライスで作ったものであるが、適度な辛味によってご飯がとても進む。量も大きなお皿にたっぷり盛られてくるので、迫力は充分。味がそれなり濃いので、おかずに対してご飯の量が多く必要だったせいか、ご飯をお替りして完食したら、とても満腹で午後は眠くなったほど。名物の餃子も、まずまず美味しい。

洗練された中華料理ではないかもしれないが、スタミナのつきそうなメニューが数々あり、店内のキャパが大きなこのレストランは重宝だろう。

紅虎餃子房 丸の内店
東京都千代田区丸の内 1-6-1丸の内センタービル
TEL 03-3212-1772