新丸ビル5階のレストラン街で、最低価格のランチを提供するもつ焼き屋さん。い志井グループ (音がうるさいのでクリックするときはご注意)は、立ち飲みブームの火付け役(?)ともいえる店だけに、新丸ビルといえども昭和の雰囲気を故意に強調した立ち飲みスタイル。ただし、この故意の昭和スタイルは自分にはかなり鼻につくのも確か。もちろん、元々が立ち飲み屋さんであるため、ランチも立ち食いスタイルだ。

メニューはモツ煮込み定食が790円で、ごはん大盛り100円、煮込み大盛りは200円増しとなるが、標準サイズでも充分な量のごはんと煮込みが供される。この他に最近は、ハヤシライス(950円)もラインアップに加わったようだ。

モツ煮込みは、味噌、しょうゆ、カレーの各味、および日替りの塩味(柚子風味など3種類のローテーション)がある。初来訪だったので、定番のミソを選択。煮込みなので、待ち時間はほとんどなく、あっという間にモツと漬け物、スープ、ご飯が運ばれてくる。

まず、白濁しているスープに口をつけると、かなり「ギトギト」で脂が層になって浮いている。好意的に考えれば、コラーゲンがたっぷりなのかもしれないが、メタボを気にするお父さん達は、ちょっと躊躇うかもしれない。

煮込みはまずまず美味しい。自分の場合、煮込みのベンチマークが麻布十番のあべちゃんのため、それと比べると、やや内臓料理であることを意識させられる料理であるが、まぁ、これはこれで良いのだろう。やや多めのご飯に適した量の煮込みが供されていた。

立ち食いであることをいとわなければ、早くて安い(あくまでも新丸ビル内では)ので、サクッとランチを済ませるには便利な一軒であろう。

日本再生酒場 もつやき処 い志井
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
03-6267-0989