こなから
酷暑、残暑と暑かった今年であったが、秋も順調に深まり、おでんが恋しくなる季節が到来した。新丸ビルの5階で昼時にフロアを徘徊していたら、その「おでん」のお店が目に留まったので入店してみた。
「こなから 」は御茶ノ水に本店があるおでんの店で、店名は四分の一を意味する「小半ら」からつけられたという。なぜ四分の一かというと、江戸時代には2合半の酒量が粋とされていたかららしい。というわけで、基本的には酒飲み向けの店であるが、ランチも新丸の中では低価格路線の一軒である。
ランチ・メニューは基本的に鶏そぼろご飯かざるうどんの2種類で、これにおでんが3~5個選択できる。鶏そぼろご飯におでんを3つ選択すると950円で、うどんは+¥50。おでんを4つにすると+250円となる(それ以上、おでんを頼むと+200円)。
注文すると、数分でうどんが運ばれてきた。コシのある麺をずるずる、と食べ始めたら、目の前のおでん鍋からマイ・チョイスである「ちくわぶ」、「大根」、「餅きんちゃく」の3つのおでんが供された。
おでんで最もすきな「ちくわぶ」は、味の染み込みがイマイチだったけど、大根は出汁がよく染み込んでおり、まずまず。餅きんちゃくは、餅があまりにもトロトロでとても食べにくかった。それでも、出汁がちょうどよい感じの味付け(ちょっと薄味で、化学調味料を感じさせないのが◎)なので、嫌な感じはしない。最大の問題は、昼から日本酒が欲しくなることだが、こればかりはどうしようもない。
こなから
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
03-5220-2281