突然、電話が壊れた。
家にいる時間もそれほど長くないし、留守電も最近は少ないので、固定電話のプレゼンスは低下しているが、NYとの電話会議には、やはり普通の固定電話が便利。今日も定例の会議に参加するために受話器を上げたら、変なメロディが聞こえるだけで繋がらない。最初は電話器の故障かと思ったが、いろいろ調べた結果、どうやらTAの故障の可能性が一番高そうだった。現在はvDSLを導入しているので、ISDNによってインターネットや会社につなぐ必要性は全くないのであるが、会社のネットに接続する必要が1年ちょっと前まであった時代の名残で(今はさすがにVPNになった)、ISDNのラインをそのまま使用している。このため、回線と電話器の間にはDSU/TAなる通信機器が必要なのであるが、どうもこの機械が壊れたらしい。
ISDNは2回線のアナログ(電話回線)が使用できるメリットもあるが、現在は一人暮らしになったので、このメリットもほとんど享受していない。ファクシミリを使っている間に電話がかかってくるなんて、ほとんどゼロに近い確率だ。
そのうち、アナログに変更しよう、と思いつつ、さぼっていたのがこんなときにデメリット(TAがないと電話がかけられない)として跳ね返ってきた。
家の電話が使えないのは不便であることには違いないが、親しい人は携帯に掛けてくるし、思ったよりも不便ではないかもしれない。最近の若い人が固定電話を導入しないのもうなずける。逆に携帯がなくなったら、パニックになる人が多いだろう。
ま、固定電話は来週の会議までに治せばいいか。