今回は「正しいスクイージング」についてお話しします。
皆さんスクイージングって知ってますか?
スクイージングは簡単に言えば息を吐くタイミングに胸を押して痰を出しやすくする方法です。
これは力加減や押す方向、体のしくみを理解する必要があるため誰でも気軽にできるものではありません。
よく見かけるのが胸を下から上に押し上げているやり方です。
確かに痰を肺の下のほうから上に押し上げているイメージなので効果的に見えます。
しかし今一度スクイージングがどういうものか考えてみてください。
ポイントは息を吐くタイミングに胸を押す。ということです。
皆さん深呼吸してみてください。
胸が膨らみますよね?
では、胸を下から上に押し上げる操作は
息を吸うときの動きですか?
息を吐くときの動きですか?
正解は息を吸うときの動きです。
なので胸を押すときは逆に下に押し下げるようにするイメージを持つといいです。
専門的な講習を受けると顔にキスするイメージでやるように言われるらしいです。
顔を近づけようとすると自然に腕は胸を下に押し下げる方向になるそうです。
またただ押すのではなく、息を長く吐き切るように押します。
そのあと、ゆっくり力を抜くのではなく、力を一気に抜きます。
そうすると一気に肺に空気が入り、痰が取れやすくなるみたいです。
力を入れるイメージは
「グググー、パッ」
という感じです。
「グググー」で肺の空気を押し出すアシストをして息を吐き切り、「パッ」で肺に一気に空気を入れる。
と、こんな感じです。
スクイージングをしなくても排痰を促す機械はあります。
カフマシーンと呼ばれるものです。
強制的に空気を肺に送り込み、空気を引いて排痰させます。
他にも胸にベルトを巻いて振動させて排痰を促す機械もあるそうです。
私は空気を送り込むタイプです。このタイプはいわゆる強制的に咳をさせているので排痰効果は高いが、逆に過度にやると肺への負荷がかかりやすいらしいです。
うまく排痰ができない時にカフマシーンを何回も使っても肺に負荷がかかる割にスッキリしないということになりかねません。
なのでカフマシーンを使う前にスクイージングをしてカフマシーンを使う回数を減らす方がいいと私は思います。
もしくはカフマシーンを使う際に同時にスクイージングをする事で排痰を促す方法があります。
効率よく排痰するために利用者の皆さんは介護者任せにするのではなく、知ろうとすることが大切ですよ。