去年の今頃、Kは高校を不登校になっていました。
中学時代不登校を経験しているKでしたから、
あきらめの境地ではありましたが・・・
実際のところ高校は不登校を続けると
あっという間にいられなくなってしまいます。
留年決定か・・・中退か・・・
決断が迫られていました。
どうするの?という問いかけにKの答えは
「学校は続けたい。」
そう言い続けましたが、
結局学校に行くことはできませんでした。
高校のカウンセラーの先生もおられ、
相談にも親身に乗っていただけましたが
Kにとっては続ける事は困難だろうということで
学費も高かったので
やむなく中退を選択しました。
この頃、どれくらい泣いたかしれません。
高校へ通う生徒さんの制服がまぶしくて
とても切なくなったのを覚えています。
いま思うと、この時Kには転学という方法もあったのですが、
その当時はどこへ行っても同じじゃないか?
そんな気がしていました。
私も無知だったし情報が少なすぎました。
その後、娘のお蔭で通信制の高校を知ることになりました。
娘が転学という道を選んだためです。
この時も、もの凄く悩みましたが、前に書いたように
彼女は思いを遂げて国立大学で楽しく過ごしていますから、
娘の選択は正しかったのだと思います。
心配した沢山のことは少しずつですが解消され、
本当に彼女はイキイキと成長を続けています。
鬱々としていた中高時代を思うと感慨深いです。
娘の勧めで、この春からKは娘が通った通信制の高校に通っています。
この通信制の高校は不登校児を多く受け入れているため、
とても対応に慣れていると思います。
例えば週2日コースであっても授業数の組み方で
その子なりのペースで単位取得を進められるように考えて下さいます。
必ずしも3年で卒業ではないということです。
去年、ここへ転学するという方法だってあったのに、
それが出来ていれば
「高校には行きたい」
というKの望みは中断することなく再開できたかもしれないのに・・・
情報不足というのは本当に残念なことです。
といっても、Kは入学以来スムーズに
今日まで来たわけではありません。
一度、「学校を休みたい」と言ったことがあり、
家族の中で緊張感が走ったことがありました。
私は今カウンセリングの勉強をしているので、
そこで習ったことを思い出しながら
落ち着いてKの話を聞くことにしました。
「どうして行きたくないの?」
「勉強がしんどいの?」
と聞くと、そうではないと答えが返ってきました。
彼の日頃の様子からクラブがしんどいのではないかと感じていたので
「クラブ?」
と聞くと、Kは頷きました。
「じゃあ、しばらくクラブは休むっていうのはどう?」
「んーーー・・・」
「クラブ無しで授業だけだったらどうかな?しんどい?」
「いや・・・」
「じゃあ、クラブは休みますって言ったらどうかな?」
「もし何か聞かれたらどうするの?」
Kとしては、折角はじめたクラブだし、
先輩とか、先生にはよくしてもらっている。
だから何か聞かれたら何と答えればいいのか・・・
それが上手く言えそうにないから憂鬱だということなのです。
そこで、とりあえず今回は私から先生に話をすることにして、
学校だけは行くことが出来ました。
先生方も良く知ってくださっているので、
無理強いをすることはありません。
この辺りの理解がとてもスムーズです。
これを聞いて、甘いと思う方もおられると思います。
私もKがずっとこんな調子で良いとは思っていません。
けれど彼は発展途上。
少しずつ、どうするべきなのかを学んでいく必要があります。
そしてなにかあるたびに、一緒に話し合い、
彼の成長を助けていきたいと思います。
中学時代不登校を経験しているKでしたから、
あきらめの境地ではありましたが・・・
実際のところ高校は不登校を続けると
あっという間にいられなくなってしまいます。
留年決定か・・・中退か・・・
決断が迫られていました。
どうするの?という問いかけにKの答えは
「学校は続けたい。」
そう言い続けましたが、
結局学校に行くことはできませんでした。
高校のカウンセラーの先生もおられ、
相談にも親身に乗っていただけましたが
Kにとっては続ける事は困難だろうということで
学費も高かったので
やむなく中退を選択しました。
この頃、どれくらい泣いたかしれません。
高校へ通う生徒さんの制服がまぶしくて
とても切なくなったのを覚えています。
いま思うと、この時Kには転学という方法もあったのですが、
その当時はどこへ行っても同じじゃないか?
そんな気がしていました。
私も無知だったし情報が少なすぎました。
その後、娘のお蔭で通信制の高校を知ることになりました。
娘が転学という道を選んだためです。
この時も、もの凄く悩みましたが、前に書いたように
彼女は思いを遂げて国立大学で楽しく過ごしていますから、
娘の選択は正しかったのだと思います。
心配した沢山のことは少しずつですが解消され、
本当に彼女はイキイキと成長を続けています。
鬱々としていた中高時代を思うと感慨深いです。
娘の勧めで、この春からKは娘が通った通信制の高校に通っています。
この通信制の高校は不登校児を多く受け入れているため、
とても対応に慣れていると思います。
例えば週2日コースであっても授業数の組み方で
その子なりのペースで単位取得を進められるように考えて下さいます。
必ずしも3年で卒業ではないということです。
去年、ここへ転学するという方法だってあったのに、
それが出来ていれば
「高校には行きたい」
というKの望みは中断することなく再開できたかもしれないのに・・・
情報不足というのは本当に残念なことです。
といっても、Kは入学以来スムーズに
今日まで来たわけではありません。
一度、「学校を休みたい」と言ったことがあり、
家族の中で緊張感が走ったことがありました。
私は今カウンセリングの勉強をしているので、
そこで習ったことを思い出しながら
落ち着いてKの話を聞くことにしました。
「どうして行きたくないの?」
「勉強がしんどいの?」
と聞くと、そうではないと答えが返ってきました。
彼の日頃の様子からクラブがしんどいのではないかと感じていたので
「クラブ?」
と聞くと、Kは頷きました。
「じゃあ、しばらくクラブは休むっていうのはどう?」
「んーーー・・・」
「クラブ無しで授業だけだったらどうかな?しんどい?」
「いや・・・」
「じゃあ、クラブは休みますって言ったらどうかな?」
「もし何か聞かれたらどうするの?」
Kとしては、折角はじめたクラブだし、
先輩とか、先生にはよくしてもらっている。
だから何か聞かれたら何と答えればいいのか・・・
それが上手く言えそうにないから憂鬱だということなのです。
そこで、とりあえず今回は私から先生に話をすることにして、
学校だけは行くことが出来ました。
先生方も良く知ってくださっているので、
無理強いをすることはありません。
この辺りの理解がとてもスムーズです。
これを聞いて、甘いと思う方もおられると思います。
私もKがずっとこんな調子で良いとは思っていません。
けれど彼は発展途上。
少しずつ、どうするべきなのかを学んでいく必要があります。
そしてなにかあるたびに、一緒に話し合い、
彼の成長を助けていきたいと思います。