こんにちは、青木です
前回の記事で『テニス肘』について
お問い合わせが多かったので
もう一度テニス肘だけ取り上げて記事にしてみます
テニス肘（エルボー）の症状
テニス肘の痛みの位置は
肘の外側(手の平を上にして親指側）に痛みが発生します
手又は手首を動かす時に
肘の外側に痛みが発生したり
力が入らないのが基本的な症状です
テニス選手以外でも
テニスエルボーの症状を経験する人はたくさんいます
テニス肘は腱炎（腱鞘炎）です
腱炎は三つのステージに分かれています
ステージ１
このステージのテニス肘は、
テニスをやっている時にちょっと痛い
テニスをやった後にちょっと痛い
筋肉痛のような痛みで、数日休んだら痛みが治まります
ステージ２
このステージのテニス肘は
手や腕を動かすと痛みが発生します
痛みはテニスをやる時はもちろん
日常生活でも気になる感じの痛みです
ステージ３
このステージまで来ちゃったテニス肘は
何もしなくても痛みがあります
日常生活に影響をしていて、治るのに１番時間がかかります
ステージ３までひどくなってしまったら
ラケットを握る事も出来なくなり
日常生活まで影響する事も多いです
歯磨き粉を押し出せなかったり
人と握手が出来なかったり
痛みがひどくて眠れない場合もあります
肘に痛みが出たら
テニス肘かもしれませんので
すぐに整形医の診断を受けましょう
●テニス肘の原因
テニス肘の原因は色々とありますが
以下が原因となっている可能性があります
・正しくないテクニックで無理してプレーをする
・合わないラケットを使用している
・グリップが小さすぎたり、グリップが古くて滑る
・硬くガット張っている、硬いガットを使用している
・肩のインナーマッスルが弱い
・筋肉と腱が老化し、柔軟性と血行が悪い
・練習量が多すぎる
・手首と肘をテニス以外でも使い過ぎている
・重い濡れたボールでプレーをしている
・練習相手のボールが強すぎる
●２種類のテニス肘の発生
急性テニス肘
急に大きな負担が肘にきて、腱にダメージを与える
例として、
速いサービスを遅れてバックハンドでリターンする
慢性テニス肘
長い間かけて同じ動作を繰り返して、腱に炎症が起きる
例として、
肘からリードした片手バックを繰り返し打つ
●テニス肘の治療方法
まずは医者から診断をもらってください
テニス肘だと分かったら、正しく対応が出来ます
色んな治療法があります
あなたも色々と試してしたことがあると思います
針、マッサージ、超音波、注射など
まずは痛みと炎症を抑えることが大切です
痛みを抑える一番の方法はアイシング
ひどい場合は痛み止めを飲んだ方が良いと
お医者さんから指示もあります
アイシングの効果は炎症の熱を下げるのことと
血流をコントロールし腫れを抑えることも出来ます
痛みが治まった時点で
患部の柔軟性と筋力を強化する事が重要です
新細胞が重なり始めて傷口を埋めていきます
ストレッチとマッサージで
新細胞が柔軟であるようにさせる必要があります
放っておくと新細胞が硬くなって
瘡蓋みたいになってしまいます
瘡蓋状態になると弱くて、
ケガが再発する可能性が高くなります
●マッサージ
患部に直接マッサージを行ってください
強さは『痛気持ち良い』程度がいいでしょう
指２本で患部の腱をこする感じです
これを行う事で患部へ刺激をあたえて血流を上げます
余分に付いた細胞を崩して、
新細胞を患部へ入れて正しく患部を治します
●ストレッチ
手首と腕を全方位にストレッチすることも大切です
手首を曲げて、ちょっと痛いぐらいまで伸ばしてください
息を吐きながら、軽く反対の手で押す事で
十分に伸ばす事ができます
マッサージとストレッチ後に
アイシングを１５分から２０分行ってください
血流が上がって炎症が起こる可能性があるので、
アイシングで炎症予防をする事が大切です
勝つためにもケガをすることは大きなロスです
しっかりと予防をして楽しくテニスをしましょう
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それでは、また次回！