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皆様が理解できないのは当然ですが 心優しい人は、落ち着いてゆっくり話せばどもらないと言います。 しかし本人は落ち着いてゆっくり一生懸命に話しています。 落ち着いてゆっくり話しなさいと言われても 何をどうして良いかわかりませんから、言葉は出ません。 ゆっくり話せばいいは吃音を知らない人の言葉です。ゆっくり話せないのが吃音の特徴です。 どうしても言葉が出ません。それが吃音です。 吃音は生きることに全く問題ありません。ただスラスラ話せない。 たいしたことないと思われるでしょうが、 本人には自殺をも考える地獄の苦しみです。 吃音の定義 吃っていると聞き手が感じても、本人は吃音と思っていない場合がある。一方、周りからは吃っているとは気づかれないほど流暢に話す人が吃音に悩んでいる。 失語症者の中にも吃音によく似た言語症状がみられる。また、「あわてたり、びっくりしたりした時など、誰だって吃りますよ」と言われることがある。これらは、吃音とは呼ばない。失語症の場合は吃様症状と呼ばれる。非吃音者のなめらかでない話しことばは、正常な流暢さであるとウェンデル・ジョンソンは言う。吃音とは何か、人によってその定義は異なるが、現時点での主流の意見は次のようなものである。 1)音を繰り返したり、つまったりするなどの明確な言語症状がある。 2)器質的(脳や発語器官等)に明確な根拠が求められない。 3)本人が流暢に話せないことを予期し、不安を持ち、悩み、避けようとする。 » 発吃の時期 吃音はほとんどの場合、幼児期に起こる。成人してから吃り始める例はあるが、ごくまれである。ジョンソンの研究では4分の3が3歳2ケ月以前に発吃している。 中学生になってから吃り始めた人、成人になってから吃り始めた人に最近は時々出会うようになった。また、交通事故の後、直接の後遺症ではないが、退院後の孤独な生活を経て、再び社会に出たとき周りの目が気になり始めてから吃り始めた例。不況のリストラに脅えて、50歳になってから吃り始めた例もある。それらの人は、それ以前全く吃らず、むしろ流暢であったという。吃症状は、幼児期に発吃している人と変わらない。 » 発生率と性差 吃音の発生率は、人口の約1パーセントという数字を世界各国共通に出している。 しかし、多くの調査は幼児期から思春期の吃音を対象としており、成人吃を含めたものではない。隠そうと思えば隠すことができ、隠したいと考える人が成人吃音者には少なくないだけに、正確な数字を出すことは不可能である。1パーセントから5パーセントと推定する学者もいるが、もっと少ない可能性もある。 また、吃音は男子に圧倒的に多く、男女比は、2対1から10対1と言われる調査結果があるが、3倍以上となるのは確実である。 治らない・治療法が無いは誤り・理由は簡単 大勢で一緒に朗読、合唱する時は絶対どもりません。つまり発声器官には問題なく発声方法を間違っているためです。話してどもることの恐怖心を消すには、言葉が出て自信をつける以外ありません。