それは今から250年ほど前のことにございます。
時は、江戸と呼ばれ人々はほんのひと時の平和に酔いしれていました。
その中でひとつ。特異な村があったそうにございます。
その村に名はなく、誰にも。そう誰にも知られずに、存在してないも同然に、
しかしそこにしっかりと存在してあるのです。その村は幕府からの束縛を受けずに
そのなかで、ひっそりと栄えておりました。
このお話はその村を舞台にした、ある若い男女の物語。
男は薬屋の一人息子。 女はやくざの次期党首。
そんな二人がなぜ出会い、焦がれ、そしてどのように散っていったのか。
それはこれからお話しする昔話に書かれております。
この若い男女の小さく、しかし大きな、美しく、しかし悲しみを帯びた
物語にございます。
あとがき
やっと始まった。ここからが長い。きっとうPするまでが長い。
お付き合いしなくても良いです。
べ、べつに寂しくなんかないんだからね。
うそうそ。お願いかまって。寂しいの嫌ああ