テッポー玉 | ね こ の せ な か

テッポー玉



11月2日は一日中小屋にいて、

11月3日は一日中ウチにいた。

なんて素敵な連休だ(笑)


前の記事で書いたように、

11月2日は『劇団 黒テント』の公演お手伝いしてました。

劇団で紹介しているあらすじと、前評判だけしか情報のない状態。

いったいどんなお芝居が展開するのだろうとワクワクして観ていた。


1970年代に大阪でおきたやくざの抗争。

その中心にいた男の話。

極道の話なのだけど、ちっとも泥臭くない。

淡々と進む仁義の世界。

「テンポよく、笑いがある。」

そう聞いていた。

でも、ちょっと違った。

「テンポ・笑い」という単語が組み合わされば、

ちょっとお笑い系な部分もあるのかと思った。

そんな安易なものではなかったよ。

正直、最初の30分くらいはちょっと辛かった。

上演時間2時間5分。

耐えられるかな・・・・。

そう思いつつも、男の意地、女の献身、男の我儘、女の我儘。

そんな世界に引き込まれた。

気付けば、話的にはもう絶対終りだろうってシーンに突入。

観つつも「え?これはもう終わるよね。え?じゃあもう2時間経つの?」

そう思ってラストを向える。

やっぱり2時間経ってたんだ・・・。

最後、描写的にエグイ台詞が延々とあるのだけれど

それがエグクない。

切なくなる。

これはなんなんだろう。

きっと役者さん達の力なんだろうな。

いい作品をみせてもらいました。