彼からはプロポーズの言葉もありましたし、結婚指輪もいただきました。
私の家族からは、入籍することを勧められます。
しかし、今私達は事実婚状態でしばらく籍を入れるつもりはありません。
彼と事実婚でいる一番の理由は、子供の名字をまた変えてしまうことで、子供に負担をかけたくないから。
前の夫と離婚する時に、引越しや転校もして、名字も変わって…と、相当な負担を与えました。
だから、もうこれ以上子供の環境を変えたくないのです。
二番目の理由としては、彼のご両親を悲しませてしまうのが怖いのです。
彼は家族に結婚を前提に付き合っている彼女がいる話はしているようですが、その女性が離婚経験があり子供もいるということは伝えていません。
それは私の希望でした。
だって、その事実を知ったら速攻反対しますよね。
そうじゃなくても、彼のお家は理想的な教育方針が強くあって、私のような問題のある人は受け入れ難いと思うはずです。
私達の気持ちはただのエゴでしかない
親を大事に思うなら真実を告げないのも思いやりじゃないか
彼からは、最初こそ両親をかならず説得するような心強い言葉がありましたが、今はもう話題にもしなくなりました。
きっと彼もそう思うようになってきたのかもしれません。
きちんと入籍することになったら事実を伝える気持ちはあるようです。
事実婚状態だと、ひとり親の対象にはならないし、彼も扶養手当の対象にはならない。
お金の面から見るとどう考えてもデメリットが多いです。
住まいの申し込みも手間がかかるし、名字が違うと様々な支障があります。
それでも私達は今事実婚を選んでいます。
入籍はしてませんが、彼のことを私も子供も家族だと思っています。