猫夢アトニマスの小説 -5ページ目

猫夢アトニマスの小説

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 男はついに時間旅行の出来る機械を完成させ、

死んだ恋人の生きている時代へ戻り、

その事故を防ぐ決意をしていた。

「よし!時間も設定し終わった。

あとは、イグニッションキーを回すだけだ!」

 彼は持って行く物の最終チェックをし、

車型タイムマシンのハンドルを握りしめ、

神に祈る仕草でついにキーを回す。

エネルギー発生炉に通電され、

 

中が回転しはじめると、

 

光の渦がガレージを照らし

 

幻想的な雰囲気に染まり、

唸っていくマシン温度は上昇し続け、

 

超小型核融合炉の炉心が

 

12000℃になった時ジャンプ、

 

時を超えるはずだった。

 

「僕は彼女を救いこの時代へ連れて来て、

一緒にあの頃の幸せな日々を送るんだ。

 

待ってろ僕の最愛の人!」

 

瞬間空間が歪みマシンは消えかけたが元に戻り。

 

時間移送発生装置は

 

自動で冷やされていき、

 

ピリンピリンと言う金属が放つ小さな音を

 

鳴らし止まっていった。

 

静まり返るガレージ。

 

座席からは彼の姿は消え、

 

時間移動は成功したようだったが、

 

彼は致命的な設計ミスに気づかず、

 

動作させたため、

 

タイムマシンと言う車本体までは、

 

時間移動させる事なく、

 

自分だけその世界へ転送され、

 

こちらの世界へ戻って来れないことを意味している。

 

彼は彼女と一緒に戻って来ないと意味は無いのだ。

 

だが肝心のマシンはここに鎮座したまま。

 

彼は彼女が事故に合う前の1ヶ月前に戻っていたが、

 

彼は彼女の事故をもう一度見るのか?

 

それとも自分のミスに嘆き…

 

あぁ!

 

今タイムマシンが消えてしまった。

 

悲しい科学者の物語。

 

 おしまい