令和8年3月4日。
ブログを始めてから1870日目。
昨日配信された
島田秀平さんの『お怪談巡り』
の動画。
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「新【星野しづく】SSS級行方不明スポット!あの場所に行ったら消える”探さないで!!!!!!"『島田秀平のお怪談巡り』」
ゲストは
怪異体験談収集家の星野しづくさん。
今回
星野さんが紹介された怪談は
「祠の奥の扉」
「電話のアルバイト」
「岬の男性」
「交通事故の共通点」
の計4話。
どれも
星野さんらしい
謎めいたお話だったのですが、
特に自分にとって
印象的だったのは
二番目に語られた
「電話のアルバイト」
でした。
『びょうびょうあん』さん
という男性の女友達の、
Kさんから6、7年前に聞いたお話。
Kさんは
友達のFさんという女性から
ご自身の奇妙な体験を聞きました。
Fさんは
このお話を口外しないよう頼まれていたため、
ずーっと黙っていたらしいのですが、
すでに四半世紀経ったこともあり、
「もういいかな。時効かな?。」
と言って、
初めてKさんに話してくれたのでした。
1990年代で
Fさんがまだ20代半ばの頃、
彼女は
スナックのアルバイトをしていました。
そのスナックには
オーナーのママさんの他、
彼女と
もう1人アルバイトの女の子がいて、
3人でお店を切り盛りしていました。
お客さんは
地元の常連客ばかりで、
アットホームなお店。
ある日のこと。
開店時間をもう過ぎてましたが、
ママさんは所用で出かけていて、
もう1人のアルバイトの女の子も
まだ来てない状態。
Fさん1人で
お店をオープンしたところ、
お客さんはまだ少なく、
Oさんという
常連客1人だけ。
Oさんは細身で、
物腰が柔らかくて面白く、
紳士という言葉が
ピッタリな方だったので、
Fさんは
好意を持って接していました。
その日
Oさんは
妙なことを言い始めました。
「Fちゃん。
アルバイト、興味無い?
ここ月曜日休みだろ?
1週間に1日だけなんだけど、
電話番の仕事で時給2千円、
どうかな?」
最初Fさんは
半分冗談だと思って
受け流そうとしましたが、
相手は本気の様子。
仕事内容は
『毎週月曜日の夕方6時から夜10時までの
4時間で、
時給は2千円。
場所は
スナックの近くのアパートの1室。
毎回
ポストにお金を入れて置くので
仕事終わりにそのお金を持って帰ること。』
また
「あと
約束をして欲しいんだけど、
一応
仕事中は電話番以外に
何をしていても良いけど、
どこかへ出掛けちゃったりとか
友達を連れ込んだりとかいうのは
ナシね。」
とOさんに言われました。
このスナックのバイトは
時給千円。
Fさんは
(電話番だけで
時給2千円は怪しくて怖い!)
と思いましたが、
常連のOさんの紹介ということと
時給2千円に惹かれて、
結局そのバイトを承諾。
すると
Oさんは
まるでFさんが
OKするのがわかっていたかのように
マンションと部屋番号の書かれたメモと
鍵、マンションまでの地図を
ポケットから渡してきました。
「一応ね。
これ誰にも言っちゃ駄目だよ。
みんな内緒ね。」
とOさんは笑いましたが、
有無を言わさぬ雰囲気が感じられ、
Fさんは
ちょっとゾッとしました。
そのバイトは
「来週の月曜日から」
とのこと。
そして
翌週の月曜日。
Fさんが
緊張しながら地図を頼りに歩くと、
辿り着いたのは
少し古ぼけたワンルームマンション。
鍵を開けて中に入ると
ガランとした部屋の中に
ブラウン管テレビが1台、
2人掛けソファ1脚、
そして
ガラスのテーブルの上に
黒電話がありました。
電話のところに
電話番号が書かれたメモがあり、
仕事は
「シンギョウジさんという方から
電話があったら、
メモにある電話番号の所へ
電話をかけて
その内容を伝えてくれ。」
というものでした。
Fさんは
ちょっと気持ち悪く思いましたが、
ソファに浅く腰掛け
黒電話が鳴るのを待っていました。
当然
すぐ電話が
かかってくるわけではないため、
TVをつけてはみたものの、
いつ電話が鳴るのか
気が気ではありません。
そして
緊張したまま
10時まで過ごしましたが
1本も電話は
かかってきませんでした。
下に降りて
ポストを開けると
約束通り
無地の茶封筒に8千円が入っています。
Fさんは喜び、
それから毎週月曜日に
そのバイトに出掛けることに。
その間
電話がかかってくることはあったものの、
2,3件間違い電話があったぐらいで、
当のシンギョウジさんからの
電話はありません。
そのうち
3か月が経過したある日のこと。
Fさんが
コンビニ弁当を食べた後
ソファで寝転がって
漫画を読んでいると、
ジリリリリーンと
電話が鳴りました。
急いで飛び起き、
(また間違い電話かな?)
と思いながら電話に出たところ、
ザザザザ、ザザザザ、という
ノイズが聞こえた後に、
「もしもし、
シンギョウジです。」
という、
抑揚のない男性の声が聞こえてきて・・。
このシンギョウジさんからの伝言は
すごく短いのだけど、
意味不明で
何とも不気味![]()
それから
唐突な形で一方的に
このバイトを終わらせられた
Fさん。
ただ
わたしは最初
もっとやばいバイトを想像していたせいか、
無事にこのバイトが終わり、
一安心![]()
ところが
『また聞きの、また聞き』
みたいなお話が
終盤に
違う恐ろしさを連れて来て、
最後には
背筋がゾクッとする展開に![]()
この結末を知ってしまうと、
『お怪談巡り』で
この話をあえて語った、
星野さんの気持ちもよくわかります![]()
不特定多数の人間が知ってれば
何とかなるかもねー![]()
