ターンテーブルのセッティングは、ピュアオーディオとDJとでは異なります。

 

ピュアオーディオは、良い音で鳴らすことを追究し、かつ、大切なレコードを長持ちさせるために、なるべく針圧かけずに、かつ、しっかりトレースできる針圧とのバランスの攻めぎあいをするのです。

一方、DJセッティングは、レコードならではのグルーブ感あるオトを追究し、そして、レコードの自然劣化寿命よりも、針飛びさせないようにすることを優先し針圧高め。放送中や業務で音楽かけてるときに、針飛びは絶対許されないのです。更に、次の曲をかけ始める箇所を捜すために、ヘッドホンでモニターして、レコードを指でくるくる回しながら探すのですが(キューイングという)、その時も、針が飛びまくったら、スムーズにモニターできません。スクラッチプレイをする場合も、針飛びしにくいように、針圧、アームの高さ、オーバーハング(トーンアームを、ターンテーブル軸に持っていった時に、軸の中心から針先までの距離)、アンチスケーティング(レコードが回転している時トーンアームは内側に進んでいますが、その慣性力がLRの音量バランスを崩すので、外向きにトーンアームを引っ張ろうとする力を加える)を、調整します。

 

ところで、忘れがちなのが、

水平度

です!

 

 

細かいセッティングをするまえに、まず、ターンテーブルを水平にしとかないと、最高のパフォーマンスは出せません。

水平度をチェックする「水準器」を、プラッターの上に置いて、水準になるように、ターンテーブルのインシュレーターのしたに、薄い板なり紙なりをかまして調整しなければなりません。さて、それは、クラブ側の仕事でしょって任せっきりではいけません。ギター演奏者が、自分のギターのチューニングは自分でするのと同じです。

自分でやりましょう!

自分で、水準器を持ち込みましょう!

 

おススメはT字タイプです。I字の場合、縦・横と、置き直さなければならないので面倒でしょ。

 

 

これ