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michi’sブログ

今日あった素敵なこと、伝えたいことをつらつらと…

 季節は春ですが、私の好きな詩をひとつ紹介したいと思います。 



「 夕だち 」           

       


よしきりが

大さわぎして にげまわる

むこうから かけてくる村の人

こちらから かけていく町の人

みんな ひさしへ とびこんだ

夕だちだ 夕だちだ

空のおさらを ひっくりかえしたようだ



雨はどうどう

ぼくの頭から せなかのほうへ

たきのように流れおちた

けれども ぼくはおどろかない へいきだ



ぼくは水泳のかえりみち

ぼうしもかぶらず まるはだかだ

あわてる人々をながめながら

ゆうゆうと 道を歩いてきた

そしてときどき 天のほうをむいて

夕だちを飲んでやった


            村野四郎『詩のランドセル』 らくだ出版

最後の一文が、なんとも粋で、それでいて自分の一部であるような。

小学生の時に出会ってから
同じわたしのまんまです。