前回、ビビりの猫たちと接するのにポインターがとても役に立った話をさせていただきました。


とにかく遊びまくっていると、ぼくがいると楽しいことが起こる、と学習してだんだんと心を開いてくれるようになります。


だんだんと、と書きましたが、ある日突然今まで近づけなかった距離まで近づくことを許してくれる、ということが猫の場合はよくある気がします。


ビリーの場合もそうでした。


ポインターのときは十数メートル近づくのが限界でしたが、この日は笹を手に持って遊ぶ距離(1-2m)まで近づくことができました。たった数日間でこの変化が起きました。


大切にしたのは、ビリーの「安心スペース」を確保してあげること。この場合は、塀の下の隙間です。何かあったらいつでも逃げ込めるという安心感があることで、ビリーは目の前の笹に集中できる瞬間が生まれたのだと思います。笹を操る巨人(つまり、ぼく)の存在を一瞬忘れちゃうぐらい、ね(笑)