今日紹介するのは、アイゼナハ(Eisenach)という街です!!!!
多くの人は「どこ??」と思うかもしれませんね。
ただ、音楽に関心がある方でしたら、一度は聞いたことがある名前かもしれません。
なぜならば....
アイゼナハは、かの有名な音楽家バッハの出身地だからです!!!!!!

では、まずアイゼナハの基本情報です!!
アイゼナハは、ドイツの真ん中あたりにあるテューリンゲン州にある小さな街です。
フランクフルト中央駅からICEかICで、2時間弱くらいかかります。

わたしがアイゼナハをおすすめする理由は...
アイゼナハには逸話を数多く持つお城があることです(^∇^)

そのお城の名は、ヴァルトブルク城!!!!(世界遺産です^^)




<ヴァルトブルク城の逸話①>

ヴァルトブルク城は10世紀頃に築かれたと言われています。
その築城エピソードがとても面白い!!!!
その当時の領主テューリンゲン方伯が、現在城のある山を気に入り、山に向かって「待て!私の城になれ!」と叫んだところ、突然巨大な城が現れたというのですw
城の名前「Wartburg」は、この伝説の「待て(wart)」と「城(burg)」という言葉に由来しているのです。
この伝説を壮大なお城を前にして聞くと、思わず「ありえないよね~」と笑ってしまいますo(^-^)o

<ヴァルトブルク城の逸話②>

ヴァルトブルク城では、人類の歴史に残る偉業がなされています!!
実はこのお城で、かのマルティン・ルターが聖書をドイツ語に翻訳したのです!!!!
当時世俗化が著しかったカトリック教会を批判した95カ条の論題を発表したルターは、教会から破門され、神聖ローマ皇帝からは帝国から追放されました。
そんなルターはザクセン選帝侯に保護され、1521年に彼の領地にあったこのヴァルトブルク城に匿われました。
この城で過ごした1年半の間に、ルターは聖書のドイツ語への翻訳に努めました。

このお城には、今もルターが聖書を翻訳した部屋が残っています。
しかも、その部屋にも面白い伝説があるのです!!!!!
ルターが聖書を翻訳している時、悪魔が誘惑しにやって来て、ルターは悪魔にインク壺を投げつけ、退治したというのです。その際出来たインクのシミが今も壁に残っています。
(しかしそのシミはかなり薄れてしまい、もう見えないと係の方がおっしゃていました^_^;)

私はこのお城を8月に訪れたのですが、それでも石造りのお城は寒く、暖房器具や防寒具が発達していない当時、ルターは相当寒い思いをしながら、作業をしていたと思うと、感慨深いものがありました。


どうですか?アイゼナハに行ってみたくなりましたか?
ただヴァルトブルク城を訪れる時に気をつけなくてはいけないことがあります!!
お城は山の頂上にあり、徒歩もしくはバスに乗って行きます。
徒歩で行く場合、道を間違えると大変なことになります!!!!
私と友人は間違えてハイキングコースに入ってしまい、30分以上山道を彷徨うこととなりました(><)
バスで行く方も、バスの本数はとても少なく、夕方17時過ぎには終わってしまうので、しっかり時刻表の確認をするようにしてください!!

是非この逸話を多く持つヴァルトブルク城を訪ねに、アイゼナハへ足を運んでみてください!!
きっと素晴らしい光景がみなさんを待っていますよ♪

では、ヴァルトブルク城から撮影した素晴らしい風景でおしまいにします!!

Tschüss!!