監督のマイケル・ウィナーが香ばしい。
西側に蔓延する東側工作員臭がたまらない。
タイトルのスコルピオ(ドロン)はさそり座。傲慢なオリオン(バート・ランカスター)を刺す。
てっきりドロンが11月8日生まれの蠍座だからだと思ってた。でもまあたぶん、それは念頭に在ってのキャスティング。ランカスターと「山猫」(1963)で共演して、もう1度ってことでこの映画。ドロンが猫好きキャラ設定なのはそのせいかも。
ウィキを読むと実際にCIAの建物で撮影してるとある。どういう配慮と判断で許可したのかは知らんけど想像すると面白い。
ランカスターが「クロス」という役名でソ連の2重スパイ。これって第二次大戦中の「ダブルクロス作戦」から来てる。ドイツのスパイに偽の情報を渡して戦局有利に展開した英国情報部。でその英国情報部のトップがソ連のスパイだったりして、その辺りもこの映画の背景にありそう。
でもだからと言って機密漏洩防止の口封じで一々殺してたら後処理が面倒すぎて、共産圏でないと出来ない話。プーチン習近平金正恩は法律関係ないからやるけど、トランプはやらない(ていうか法律が面倒すぎてやれない)。
CIAは対外工作機関だけど、KGBは国内向けなんで実際に情報交換してたのは、どこだっけ?忘れたんで詳しくはインテリジェンス研究家柏原竜一の動画を見て。
映画でCIAが殺しまくってるのは、そういうイメージを植え付けたい層がこの映画を作ってるから。まあ観る方も冒険活劇がいいってんで、お約束としてスルー、する筈なんだけど割とマジで信じてる奴が多い気がする。