先日、西野亮廣さんの「新世界」を読みました。

お笑い芸人の中でも異質な活動をしている西野さんが見るエンターテイメントを実現する生き方が記されており、そのキーワードとして「お金」「信用」という言葉が印象深い本でした。

 

 

 

これからの時代は積み上げた信用がお金に変換される。この一文を強く感じる出来事がありました。

 

9月の中ごろ、僕のインスタグラムに一人のフォロワーが追加されました。基本的にプロフィールに自分に関連がある項目があるとフォローバするのでフォロバしました。するとすぐに「ビジネスに興味あったら連絡ください。」とDMが。ビジネスやお金を稼ぐ仕組みに興味があった僕はどんなことをしているのか聞いてみたいということで返信しました。

 

会話はラインに移行し、1時間ほど電話をしました。その電話では20前後の男性が自分がこのビジネスをやっているか熱心に話してくれました。しかし、そのビジネスについては後日先輩に説明を変わってもらうとのこと。この電話で分かったことは彼が関東住みの大学1年生でその組織に大きな信頼があることと彼の夢くらいでした。

 

後日、先輩と呼ばれる人と3人でグルーブ通話をしました。先輩はとてもおしゃべりが上手な方でこのビジネスを始めようと思ったきっかけや自らのビジョン、現在の日本の状態などビジネス本を読んだことがある人なら知ってる内容を1時間半かけて話してくれました。できるだけ話

を流すよう努めましたが、ビジネスの内容に関わるものと思い最低限聞きました。

 

いざ本題に入りました。そのビジネスというのは海外観光ツアーの広告をSNSなどを用いて広告するというものでした。

細かい点は省略しますが、規模が大きい以外に問題がありそうな内容ではありませんでした。

ネットビジネスというものはどのジャンルにおいても資金が必要で組織運営のものだと月額や収益に対する手数料が発生します。僕はネットビジネスの経験者が周囲にいなかったためこのシステムが正常なものかを確かめる術を持ち合わせていませんでした。もちろん先方は、始めましょう!と勧誘してきますが、ネット上のみのつながりを信用できるはずもなく、お断りさせていただきました。

 

 

もちろん情報が相手の言葉だけであったために断った節はありましたが、彼らはこの活動を最初に電話した男性は7月から、先輩はそれ以前ということだったにも関わらず、インスタグラムの投稿は9月の前半からの投稿しかなかったのが気がかりで仕方ありませんでした。それと僕より年下の彼らが大学に通いながら毎月海外に行っているという事実が信じられませんでした。

 

もちろん自分より彼らレベルでアクティブに活動している人を知らないだけで存在してるのかもしれません。

しかし、新しすぎるインスタグラムのアカウントを見るとどうしても胡散臭く感じてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

これから5Gの時代が到来し、場所を選ばない仕事やビジネスが増えていく中でどうしてもネット上のやり取りが重要になってくるだろう。

 

雇用の形態も変わり企業の部署単位から企業に属する個人が依頼を受けることもしばしば出てくるはずだ。そんなときに求められる情報は個人から発される仕事できますアピールではなく、彼、彼女自身がどんなスキルをどのレベル持っているかということだろう。さらに活動の経歴を見ればその人への信頼ポイントとなる。

 

信用と信頼の違いを聞いたことがある。信用はその人ことを聞いたうえで信じられるレベルを指し、信頼はその信用を得た上で頼ることができることらしい。

 

つまり、これからは資格や学歴は信用ポイントとして用いられ、これまでの活動や仕事の経験は信頼ポイントとなるのではないだろうか。

今の段階でも存在しているが、例えばフリーランスの方やデザイナーがツイッターのDMから仕事の依頼を受けることがある。彼らは自らの活動をツイートで拡散することにより自らの価値を公共に訴えかけているのである。

 

 

そして若い世代はSNSを遊びや娯楽だけでなく積極的に自分の活動を発信することで自分の性質に見合ったものとマッチングすることができ、円滑にネット上のやり取りができる時代がくるのかもしれない。そこに隠れているお金と信頼の動きを僕たちは見逃してはいけない。

 

 

 

 

※以上の文は僕の持論である。