若い頃に比べて食べる量は変わらないのに、



なぜか、なぜか、、、




いつのまにか、脂肪がぷくぷくとおなかや背中にたんまり。。。



ひゃーーーー(>_<)!!



体型もいつのまにか、若い頃と比べてぼてぼてに(ーOー;)!!!








と、、、ならないように、体型のキープやぷよぷよに気をつけることも、アンチエイジングを考える上で大切なポイントです。



年齢を重ねるごとに、太りやすくなるのは筋肉量や基礎代謝量 の減少などが原因ですが、



それよりも大切なのは、

年齢に関係なく、肥満そのものが、老化を促進し、病気の原因を作ってしまうことです。





何十年前から今もこれからも、女性は(最近は男性もか、、、)

「ダイエット」への関心が非常に高く、様々なダイエット商品が飛ぶように売れています。





しかし、、、



そもそも、なぜ太るのか?なぜいっかい痩せたのにリバウンドしてしまうのか?



見た目の問題だけでなく、なぜ肥満だと問題があるのか?



それらについて知っておく必要があるでしょう。




脂肪組織から分泌される「レプチン」 と呼ばれるホルモンがあります。


これは、食事をしだしてから、20~30分後にすると分泌され、「もうお腹いっぱいッス」というサインを脳にだして、食欲を低下させます。




ここでワンポイント!



30分以上かけて食事をすると、満腹になりやすい=必要以上に食べなくて済む。




さらに、レプチンは、脂肪組織にも効果を発揮し、エネルギー代謝の増大を促します。(カロリー をエネルギーとして燃やしましょうというもの。)


(補足・「エネルギーとは」

人がなにかするためのガソリン、燃料のようなものだと思っていただければ、分かりやすいですかね(^^)?)




ごはんを、早よ食べんと、ゆっくり食べなさいと言われるのはこのためなんですね。


1、つまり、カロリーをエネルギーとして燃やしてくれる

2、食事で脳に、もうお腹いっぱいですとサインを出してくれるから。



この、時間がたつとお腹いっぱいサインがでるのは、何百万年前もの間

人間が激しい飢えの中でも生き残るために発達させてきたすごいシステムなんですね。



しかし、日本はこの数十年間で飽食時代に突入し、これが機能せず、システム異常を起こすようになってしまいました。



脂肪が増えると、その分レプチンの分泌は増大します。



ですが、脳の大きさは変わらないので、レプチンが飽和状態 になり、いわゆるレプチンが効かない状態になります。



満腹信号が出ないのでいくらでも食べ続けることになり、基礎代謝が上がらず、どんどこ脂肪を溜め込んでいくことになります。



そして、病的な肥満に陥ってる人はレプチンの悪い面ばかりでてしまいます。


例えば、肥満の人が頑張って痩せたとします。


脂肪が2~3%減ると、レプチンの量は20%減ります。




脳では今までレプチンが飽和状態だったわけですから、急にレプチンが減ると禁断症状がでてしまい、



ものすごくお腹の減りを感じてしまいます。



そのときに我慢できずに、「余計」に食べてしまう。


これが、いわゆる「リバウンド」というわけです。



レプチンが飽和状態の人は、舌の味覚が鈍感になっています。


しかも、悪いことに、特に甘味を感じにくくなるそうです。



そうなることによって、より甘いものを求めてしまいます。



肥満の人が体重を落とした場合、今まであったレプチンが減り、すごくおなかがへった感に襲われると同時に、


以前よりも、味覚が鋭くなっており(特に甘味に対して)

ごちそうや自分の好きなものを前にして食べずに我慢するということは、拷問のようになってしまうのです。



ダイエットを成功させるのに大事なことは、このレプチンの仕組みを知り、レプチンが急激に減らないように、コントロールしながらダイエットをすることです。



そうしないと、リバウンドの罠に自らはまってしまうことになります。




ダイエットが上手くいかないのは、あなたの精神力が弱いのではなく、

レプチンの生理的な機能のせいなんだと理解し、失敗をなんども繰り返したからといって、自分を責めるのは、今すぐやめてくださいね。



レプチンは、食欲のコントロール、代謝作用に働くだけでなく、婦人科系器官の育成を促すという大切な働きもあります。


極端なダイエットで生理が止まるのは、レプチンが少なくなるためだと言われているそうです。



ちなみにですが、一般的に40歳以降はレプチン濃度は上昇する傾向にあるといわれています。



レプチンが多いと、骨粗しょう症にもなりやすく、糖尿病状態にもなりがちで、血糖値を下げてくれるインスリンも効きにくくしてしまうそうです。



結果、加齢や老化を促進させてしまいます。




要注意が必要ですね。