鬼断を継ぐものとしての誇り・自らの信念を胸に戦う御堂心吾が、ひたすら熱いここ数話な気がします。

確かな信念・譲れないものを持って戦いに臨む心吾を、それ以上の強い「最強」への想いでもって迎え撃つ我間にも燃える。自分の願い・勝利のために刹那の賭け・勝負に出るところなんか、我間しっかり少年誌の主人公してます。

武芸の実力以外に、互いの信念のぶつかり合いなんかが「我間乱」の見どころだったりすると個人的には思いますが、前回の四十八話含めて読み応え十分じゃないでしょうか。


四神槍・心吾戦では、明神・大亀両陣営にとって因縁深く・同時に「最強」に至るためには倒さねばならないであろう黒鉄陣介の存在が、我間・心吾お互いの勝利への渇望をより高めているんですが、これまでの各話感想でも度々触れていますが、そういった恨み・憎しみに囚われるのではなく自らの純粋な目的(我間なら「最強」、直善なら「運命を変える」などのような)を戦う動機にするべきだと、これまでの「我間乱」では示唆されています。


今話の御堂心吾のエピソード・心情はその最たるもの。

自らの窮地・敗北も脳裏をよぎる局面で彼を支えたのは恨み・負の感情ではなく、自らの積み上げた十二年への自信・「最強」への想いだった。純粋に、強くなりたかったからここまで来れた。これはかなり熱い。

ただ槍と一体になる強さを追求し、それを追い求めた十二年間は決して陣介への恨み・師の仇討のためではなかったってのが熱すぎる。


込められたその想い・彼の信奉する鬼断の一撃を退け、あまつさえ信念の象徴とも言える鬼立ちを破壊せしめた我間が次回どのような逆転・勝利を得るかがマジで見どころ。我間の勝利へ執念が、心吾のそれをどのように打ち破ってくれるのかは、考えるだけでテンション上がるの。



↓心吾戦の冒頭までを収録。読み返すのも良いのでは

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