サロゲート



内容は…

近未来SFです。

自分のリアルな分身ロボット「サロゲート」により犯罪も減り自分の理想のライフスタイルで生活できる世界


しかしそのサロゲートが破壊されてもホストの人間に危害はなかったが、サロゲートの破壊に連動してホスト

が死亡する事件が発生した。

それを追う刑事(ブルースウイルス)の話。

また彼はサロゲートに頼る妻との問題も抱えていた。



そして感想


公開時期が悪い

ブルースウイルス仕事選べ

設定と狙いはいいのに…中途半端


公開時期が悪いというのは「アバター」と若干設定が被る。

設定が簡単にいえばアメーバピグで現実世界を生活してる感じ

アバターも似たようなもの。

そうなったらそう思えるのも致し方なし。

本国でもあんまり振るわなかったようだしね。


ブルースだからここまでもったのもあるのかもな。

もしかしたらブルースウイルスでなければ見向きもしなかったかも。

「トゥエルブモンキー」のようにはいかなかったようです。


とっぴな世界で展開されるアバターよりも現実社会っぽい設定が個人的には好き。

年を取らないサロゲートで生活する妻と現実の妻とのギャップの話も、ありがちだがいい感じの設定で、それに複雑な思いを重ねるブルースウイルス。


ただその描き方が薄っぺらい


そっちの話をもっと掘り下げてもよかったかなと思いました。

SF的な設定と、心情的な話の両立は難しいですね。


まぁ90分くらいの話だったからまだよかったかな


得点付けるならば…

50点

テリーギリアム監督の作品です。

彼の作品の中ではわりと一般の人にも楽しめる内容ではないでしょうか。



出てくるキャラクターはギリアム作品らしくちょっとクレイジーな人たち。

だけども実はみんなすごく純粋なキャラクターでその見た目や言動に騙されてはいけません。

とってもピュアな人たちです。

話のテーマは「選択」かな



そういえば故ヒースレジャーが出ていてその意思を受け継ぐ形として

ジョニーデップ

コリンファレル

ジュードロー

の3人が出てくるんだけど3人を目当てに行くと痛い目に会います。というか友情出演みたいな感じなのかな。



そしてヒロインの女の子設定は16歳だがその子が凄い可愛い。

すんごくピュアなんだけど、神秘的で謎めいた印象がとってもたまらないです。

あ…スーパーモデルだってさ可愛いわけだ


mo2のUSODARAKE 
(ちょっと作品の印象とは違うけど…)



見た目とか内容とかキャラクターとかぶっ飛んでるけど、実は社会派な訴えを映画を通してしているようで、見応えはかなりあります。

そして話の最後…

わたしがすごーく好きな終わり方で閉めていただきました。

さらにスタッフロールの最後。意味深でたまりません。


さすがはマイフェイバリット監督の一人の作品でした。肌に合います。



得点は95点!!

文句なし!




「板尾創路の脱獄王」みたよ。


監督自らタイトルに名前をつけたのは、落としたときに届けられるようにだそうです。



っていうか

おもしろい!!

あなどってました。


多分板尾さんは映画が好きなんだろうなと思います。

なんか最近映画っぽくない映画が多いけどこれはかなり映画っぽいです。

それも板尾ワールドで


途中、中だるみするところもあるけどそれもまた、映画の一つの要素だと思います。

もちろんギャグっぽいところもいっぱいあります。ただそのほとんどがシュール過ぎます。だけど…



私は好きです。



そして最後にどんでん返しが待っています。

ぜひつっこんでください。


ギャグなんだろうけどそこに行ったら死ぬまで出れない、時間なんか必要無い監獄で動かない時計をみて「時計が動かんのよ~」

と言ってるギャグがなんか心にグッときました。


なぜ主人公が脱獄をするのかなぜそこまでするのか是非劇場でみてください。


得点は90点

映画が好きなことを改めて感じさせる内容でした。