射的の棚みたいに

自分では直接取れない様になってて

そこには色々なカタチの愛が

たくさん並んでいて

だだし撃ち落とすのではなくて

みんな口頭で言って取ってもらって

受け取ってて


お店のオジサンが私に差し出したのは

思ってるのと違ってたので

欲しいのはそれじゃなくて

その横にあるものです

と指差して伝えても


オジサンは同じものを黙って何度も

ん!という風にこちらに差し出す



それで

NO!NO!

と何故だか私は英語で訴え始め

オジサン分かって!と

身振り手振り

顔も感情が分かる様に全力で

その横のが欲しいと言った


同じやり取りで

クタクタになってきたけど

違うのを受け取っちゃうと

虚しい気持ちになる自分が分かるから

頑張ってNOを伝えなくちゃと

泣きながら

喉が枯れて

咳き込んで




目が覚めた



夢でクタクタになった