彼が腕を骨折していた時期もあり
白い包帯やギブスを見下ろしながら
揺れたの。


腕以外の打撲の箇所に塗布した
メンソール薬の匂いが
汗ばむにつれて強まっていったのを
思い出す事があります。


思うと言ってもそれは
彼へ寄せる想いではなく
小春のセクシャルなトリガーの1つに
包帯  ギブス  メンソール薬の匂いなどが
刻まれている自覚、です。