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5次元空間の旅

テーマなし。気まぐれに書き込みます。


約2年ぶりの気まぐれ投稿。




ドアマンを務めた会社最大の年間行事が終わり

いよいよ業務指導が本格化…

Hさんの担当業務は


客先プレゼンの機会が多い仕事だった。




そこでヒークに課せられたミッションは


とある条件の店をいくつか視察し


その内容を資料にまとめ


社内で先輩達や上司の前でプレゼンすること。




新人お披露目を兼ねつつ


どんなもんか見極めようという


恒例の取り組みとのこと。


もちろん現状を把握して


その後の指導方針の検討材料になる。




先輩方の新人時代の


プレゼン資料を共有されるため


完全に0ベースというわけでもない。


それでも


計画立案〜報告までの一連の業務フローを


新人が行うことはそれなりに負荷がかかる。




そしてヒークはやった。


一生懸命に。


思いっきり。




ヒークはそのお披露目会にて


プレゼンの仕方は初めてにしては


うまいと評価された。


と同時に


恐らく人類史上最初の


とある評価指標を生み出してしまい


場の空気を(図らずも笑いで)支配することで


大いに注目される存在になった。


お題とヒークの感性が変にマッチした


奇跡のデビュー戦だった。




その影響はかなり大きく


入社初年度のヒークの会社生活は


この最初のプレゼンをきっかけにして


変わったといっていいかもしれない。




お披露目を終えたヒークに


次に伝えられたのは


社員旅行の余興準備へのアサイン。


余興は映画撮影、内容は芝居とダンス。


社員旅行は入社からわずか2ヶ月後……


いよいよ業務指導が本格化…(?)






後に彼は、人事部長と後輩にこう語る。


「入社してから2ヶ月間、


 業務より先にダンスを覚えた」