ある意味大企業の仕事納めとも言えます。
証券取引所の年末最後の取引日です。
今年の終値は26年ぶりの高値だそうです。
まさにアベノミクス万歳と言ったところでしょうか。
いざなぎ景気越えの好景気だそうですし、失業率も下がってますし、学生の内定率もバブル以上です。
でも、私たち庶民の生活は良くなるどころか、ますます厳しさを増しているように思えます。
デフレと言いながらも、食品や生活必需品は値上がりを続けていますし、外食も値上げが続いてます。
私はサラリーマンが本業ですが、プチレベルで投資もしています。
株や債券、金、不動産、さらには国内外に分散投資しています。
そんな私のここ数年の経済状況です。
安倍政権前の2011年を基準に、私の給与所得(課税所得)、給与外所得(投資からの課税所得)、総支出、食費の推移をグラフにしました。
給与所得が増えてるのは、転職したからです。
仕事環境は厳しくなりましたが、待遇は格段に良くなりました。
ただ、転職時以外の昇給は微々たるものです。
その一方、投資から得た所得は2012年以降急激に増えてます。
今年はトランプ景気と国内の景気が重なった結果、2011年と比べて投資から得られた所得が300%以上、つまり3倍以上になっています。
サラリーマンの私が汗水垂らして働いて昇給は微々たるもので、収入を大幅に上げようとしたら転職という大きな賭けに出るしかありません。
一方、投資家の私は、資産が大幅に減るリスクはとってますが、比率にすれば安倍政権になって収入が倍以上に増えてます。
もし、私が全財産を投資につぎ込んでいたら、今頃は悠々自適の生活を過ごせるようになっていたことでしょう。
では、私の生活はどうなったかというと、所得に比例して消費が増えているわけでもなく、今年の支出は2011年とほぼ同じです。
なぜかというと、好景気が実感できないからです。
生活に不自由はしませんが、贅沢をする気にはなりません。
将来の不安と閉塞感しか感じられません。
支出に波があるのは、婚活をしていたかいないかの違いです。
一昨年に婚活を停止したら支出が減って、昨年再開したらあっという間に貯金を取り崩す羽目になって、今年は全く婚活してないので支出は少ないです。
一方で、食費はじわじわと増えています。
つまり、食費以外の支出はどんどん削られていることになります。
世間の平均よりはかなり収入は多いと思いますが、こんな生活ぶりです。
大企業や資産家はますます富み、庶民は生活を圧迫され続けているのが今の日本経済に思われます。