今時の新入社員の話です。
私はどうすれば良いか先が見えない難しい仕事は自分でやって、手順が確立されたルーチン的な仕事は後輩に渡していました。
もっと正確に言うと、後輩に振ろうとすると
「どうやったらいいか分かりません」
としか言いません。
ここで思い出すのは「巨人の星」の1エピソードです。
寮からグラウンドに向かうバスの中で、星飛雄馬ら新人が先輩に席を譲って立っていようとしたら、
先輩に怒鳴られて、席に座らされていました。
「バスの中で立って足腰を鍛えるのは先輩の権利だ」
ということです。
私はその権利を後輩に譲ってあげようとしているのに
「席に座って楽できるのはラッキー」
としか思っていないようです。
これでは私との差が開くばかりで永遠に縮まりません。